事務用品の最大手「コクヨ」の子会社の元執行役員が架空取引で金を騙し取ったとして23日逮捕された。詐欺の疑いで逮捕されたのはコクヨの子会社「コクヨファニチャー」の元執行役員、島田正人容疑者(49)。また内装施工会社「オークス」の元従業員、袴田祐司容疑者ら3人も逮捕されている。島田容疑者らの直接の容疑は3年前、東京にある放送局の関連施設の内装工事をでっち上げ、偽の請求書などを使う手口で本社の「コクヨ」から1200万円を騙し取った疑い。「コクヨ」によると、不正な取引は2002年からの4年間で2億円以上に上るという。島田容疑者は容疑を否認しているが、金の流れなどを詳しく調べている。大阪府警は午後、コクヨ本社ビルにあるコクヨファニチャーを家宅捜索した。 (01/23 18:41)