過剰米、10万トン買い入れ 値崩れ防止で農水省農林水産省は23日、2008年産米の過剰な市場流通を防ぎコメの値崩れを食い止める目的で政府が買い入れるコメの予定数量が計10万805トンで確定したと発表した。買い入れ入札を2月6日に実施する。費用は200億円規模に上る見込み。 銘柄・等級別で最も買い入れ予定数量が多いのは、作付面積が大きく豊作だった北海道産きらら397(1等)の1万9172トン。秋田県産あきたこまち(同)1万5298トン、山形県産はえぬき(同)1万870トンが続いた。 08年産米が豊作だったため農水省は、過剰米を市場から隔離して生産者団体に保管させる「集荷円滑化対策」を3年ぶりに発動。米作農家の経営を支援するため今回に限り、過剰米を備蓄用として政府が買い入れる特定措置を実施する。 農水省は買い入れ予定数量を当初約11万トン見込んでいたが産地ごとに細かく検証した結果、若干量減った。
【共同通信】
|
ソーシャルブックマークへ投稿: (ソーシャルブックマークとは)