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中国残留孤児:大中はつゑさんが半生語る 22日、豊岡で話を聞く集い /兵庫

 ◇写真家・宗景さん、訴訟の経緯報告も

 中国残留孤児の大中はつゑさん(71)=福知山市=と、孤児の生活を記録してきた写真家、宗景正さん=<下>写真、尼崎市=の話を聞く集い(但馬9条連絡会など主催)が22日午後6時、豊岡市大手町の市民プラザ市民活動室Aで開かれる。

 大中さんは1945年6月、旧満州(現中国東北部)に渡り、終戦後に家族5人全員を亡くした。8歳で中国人養父母に引き取られ、79年に自費で帰国。国家賠償を求めた訴訟の神戸地裁判決で、請求権が消滅したとして訴えを退けられた。「天田開拓団から残留孤児になって」と題して話す。

 宗景さんは、大中さんらの暮らしぶりや訴訟の撮影を続け、「夜間中学の在日外国人」「私たち、『何じん』ですか 中国残留孤児たちはいま…」などの著書がある。中国残留日本人孤児を支援する兵庫の会世話人を務めており、写真とともに孤児の現状や訴訟の経緯などを報告する。

 参加無料。問い合わせは曽我一作さん(0796・42・3005)へ。【藤田宰司】

〔但馬版〕

毎日新聞 2009年1月20日 地方版

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