基本的にはこれまで病気のなかった人に、突然症状があらわれて24時間以内に亡くなるケースのこと。40代、50代からが要注意！病気を発症する数年前、数か月前に、普段とは違った体調の変化が現れていることが多い。自分では気づきにくい前触れを、周囲の人がどう見極めてあげるかが突然死予防には一番大事なことである。

≪突然死を招く大病≫

脳出血とは脳の血管が生活習慣の悪影響などで弱くなってしまい、血流に耐えきれずに破れて出血する病気。

≪脳出血の前触れのサイン≫

※ただし｢めまい、しびれ｣は、発症直後の症状。治療までの1分1秒が生死を分けることさえあるので様子をみるのは危険。

≪脳出血の備え≫

急激な温度変化による血圧の上昇が脳出血の引き金になる。トイレやお風呂場などまで温度管理をするのは難しいので、室内の温度をちょっと寒いくらいにしておくと突然死の危険性は低くなる。その代わりに衣服で体温調節をすると良い。※血圧が平常範囲の人でも要注意！

※5mm幅で5周した渦巻き
2か所以上はみ出したり両側の線にくっついたりした場合は｢隠れ脳梗塞｣の可能性が高い。

脳梗塞は、まず首の頸動脈などで血の塊｢血栓｣ができる。それが血流に押されて流れていき、脳内の血管で詰まることで発症する。脳の組織に酸素と栄養が運ばれなくなり、脳細胞が壊死。治療が遅れると、生命活動の中枢が圧迫されて、ついには死に至ってしまう。

≪脳梗塞を防ぐには≫


≪脳梗塞の前触れのサイン≫

最近は若年層の発症も多い。血液中の脂肪をコントロールする為の健康診断や食生活の見直しも大事。※｢身体の脱力感、しびれ｣は発症直後の典型的な症状。約6時間以内に治療できれば、命が助かる可能性が高い。

7割以上の確率で、見極められることが証明されている信頼度の高い判断方法！笑顔では、顔面麻痺の状態を見る。前ならえでは片方の腕がゆっくり下がると異常。言葉は、言語障害の状態を確認。

5円玉をスネに5秒間強く当て続ける。二重丸の跡が残った場合は心臓が弱っている疑いがある！
5円玉チェックはむくみの度合をみることができる。心臓に負担がかかり過ぎているかがわかるので危険度の目安となる。心筋梗塞などの心臓病は、突然死の原因の中で最も多く、全体の5〜6割を占めている。

心筋梗塞は、心臓の周りの血管｢冠動脈｣に動脈硬化が起こって狭くなること。ついには血の塊･血栓ができて詰まる。すると心筋に酸素と栄養が運ばなくなり壊死。心臓が動かなくなって突然死につながる。

≪心筋梗塞の前触れのサイン≫

心臓の異常は、広範囲の部位で感じやすい。心臓がやや左にあるため、特に左上半身の各所の痛み出やすい！