
勢いよくジャンプ台から飛び出す児童=富山市小見小
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富山市小見小と長野県白馬村白馬北小のスキー交歓会は二十二日、小見小で二日間の日
程で始まり、両校の児童三十九人がスキーを通じて交流を深めた。
交歓会は両校にスキーのジャンプ台を設置したのをきっかけに一九七四(昭和四十九)
年に始まり、今年で三十五回目。互いの児童の保護者も参加し、親子二代での交歓会とな
っている。
対面式や給食の後、児童はジャンプ台を勢いよく滑り、放物線を描いた。低学年の子が
着地に成功すると大きな歓声が上がった。白馬北小四年の中村勇樹君は「ジャンプ台で友
達になれた。小見小に来てよかった」と喜んだ。
小見小OBのスキー選手で雄山高三年の古井健一君と中央大二年の山元駿さんも駆け付
け、ジャンプを披露すると、子どもたちは目を輝かせた。
両校の四年から六年の児童はこの日、一緒に宿泊し、二十三日は立山山麓スキー場で滑
りを楽しむ。小見小五年の山元令壱君は「白馬北小の友達に一年ぶりに会えてうれしい」
と笑顔を見せた。