「韓国に増える中国人」外国人の約9割占める―韓国

　韓国の首都ソウル市はこのほど、同市の2008年の人口が1045万人を超え、5年連続で増加していると公表した。しかし、増加人口の76．3％が外国人で、そのうちの88．2％は中国人だったことが明らかになった。中国新聞社が外電を引用し22日付で伝えた。

　調査結果によると、同市の2008年12月31日までの人口は1045万6034人で、昨年と比べ3万4252人の増加だった。しかし増加人数の76．3％にあたる2万6135人は韓国で生活する外国人で、その内の88．7%に当たる2万3204人は朝鮮族を含む中国人だった。外国人居住民の増加は国際金融危機の余波を受け、昨年の第4四半期以来、鈍化傾向にあるが、韓国国内での出生率も低下していることから、今後の人口比率の推移に注目が集まっているという。

　同市はで、2006年と2007年に結婚、出産ブームがあり、2年連続して出生率に増加傾向が見られた。しかし2008年の出生数は9万6241人で、前年と比べ3866人の減少だった。（編集担当：金田知子）

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