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NIKKEI NET

サムスン、初の四半期赤字 10―12月期、半導体・液晶の不振響く

 【ソウル=鈴木壮太郎】韓国のサムスン電子が23日発表した2008年10―12月期決算は、営業損益が9400億ウォン(約600億円)の赤字(前年同期は1兆7800億ウォンの黒字)に転落した。赤字は四半期決算の公表を始めた00年以来、初めて。世界シェア首位の主力事業である半導体メモリー、液晶パネルが市況悪化でそろって赤字になったことが響いた。世界的な消費低迷がハイテク企業の代表格であるサムスンを直撃した。

 売上高は前年同期比6%増の18兆4500億ウォン。最終損益も200億ウォンの赤字に転落した。

 営業損益を部門別にみると、半導体は5600億ウォンの赤字(同4300億ウォンの黒字)。製品別の損益は公表していないが、代表的な半導体メモリーでパソコンに搭載するDRAM、携帯音楽プレーヤーなどに使うNAND型フラッシュメモリーともに、もともと供給過剰だったところに世界不況による需要急減が重なり、それぞれ赤字となったもようだ。 (11:39)

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