何軒も店を開けていれば。
当然全部うまく行く事(ここでは金銭的な利益について)なんか無い。
赤字になるお店もある。
事業における撤退のジャッジメントは
経営者しか出来ない。
そうした中で僕は撤退の基準を明確にしている。
勿論キャッシュフローで赤字が
出ていたら閉める以外に撤退しない理由は無い。
ただリース店舗の様な仕組みを活用すると
撤退するにも出来ない状況もある。
出店資金を銀行借入でまかなう場合
例えば2000万円が総投資だとすると
2000万円を借入して3年で金利3%で返済すると
月額の返済金額が約58万円となる。
このキャッシュフローを開業3ヵ月後以降
3ヶ月連続で月次を下回れば例外抜きで
撤退すると決めている。
幸いにも創業来、未だそうした実績が無いのだが、
一店舗だけ、
この基準を満たしている訳ではないが
売却を検討している店がある。
思えば開店した動機も不純だった。
地元に錦を飾りたい。
は冗談だが、地元の向ヶ丘遊園に物件が出た為
つい勢いで今から約2年前に出店をした。
店長は地元の後輩に任せた。
これが安直だった・・・。
赤字じゃないけど、そんなに利益も出ない。
そして最近は地元で飲む事もないから
店を毎日駅のホームから目視出来るにも
関わらず全然行ってない。
そんな店を何故か愛する事が出来ず
昨年の年末に売却しようか考えていた。
実家で年末食事をしている際
その事を両親に打ち明けた。
「遊園の店を売却しようと思うんだ」
すると親父はこう言った。
父「○ーすけ(店長の名前)君はどうするんだ!」
僕「店ごと売ってやろうと思う」
父「そうか。 ちょっぴり可哀相だな。」
そこに黙って話を聞いていた母親が
間に入って来た。
母親の知り合いは贔屓にしてくれていると言うのだ。
勿論こんな話がなされている事は
店長の○ーすけは知らない。
そんな○ーすけから
先日携帯にこんなメールが来た。
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土曜日に井戸さんのお母さんが来て
「くじけずにがんばりなさい!応援してるから」
とお言葉をいただきました。
期待を裏切らないように気合をいれてがんばります
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母ちゃん。
店売却する話
未だ○ーすけには言ってないんだよ・・・。
モチベートかけてくれるのは有難いのだが・・・
まぁ本人が頑張るというのだから
もう少し頑張って貰おうとしよう!