暴力団からの脱退を決意した男性に対し、「辞めるというなら指を落として持ってこい」などと脅したとして、警視庁は山口組系暴力団の組長ら3人を逮捕しました。
暴力行為等処罰法違反の疑いで逮捕されたのは、山口組系暴力団の組長・山本旭容疑者(36)ら3人です。
調べによりますと、山本容疑者らは去年10月、暴力団事務所に出入りしていた男性(22)が脱退を申し出たところ、「ヤクザをなめるなよ。東京でノホホンと暮らせると思っているのか」「どうしても辞めるというなら指を落として持ってこい」などと、電話で数回にわたって脅迫した疑いがもたれています。
脅迫された男性は、ノミとハンマーを使って左手の小指を切断し、暴力団の事務所に送ったということです。調べに対し、山本容疑者は大筋で容疑を認めているということです。(23日11:39)