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ページ更新時間:2009年1月23日(金) 12時01分

ソニー、一宮での生産打ち切りへ

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 世界的な消費低迷を受け、ソニーは、22日午後会見を開き、愛知県一宮市でのテレビの生産を打ち切って、稲沢市の工場に集約する方針を明らかにしました。

22日午後5時半から始まったソニーの会見では、世界的な消費低迷で、今期の連結決算が、2600億円の営業赤字に転落することもあわせて発表し、大規模なリストラを進めることになりました。
ソニーの業績は、主力の薄型テレビやデジタルカメラなどで、落ち込みが目立ちます。そのため薄型テレビの生産拠点となっている、愛知県の「一宮テック」での生産を、打ち切ることを決めました。
一宮テックでの設計や生産は、今年6月をメドに終了し、もう一つの拠点である「稲沢テック」に集約します。
また、一宮テック自体は閉鎖せず、物流センターなどに、活用するということです。
さらに、北京オリンピックの日本代表選手を輩出した、一宮テックの女子ホッケーチームも、これまで通り活動を続ける、とコメントしています。
しかし、この再編に伴い、一宮と稲沢の非正規従業員ら、およそ1000人が影響を受ける見込みで、自動車業界などに続き、「ソニーショック」が、中部の雇用を直撃します。(22日19:59)