2009年 1月 22日
インフルエンザ警報発令
インフルエンザの患者数が増加しているとして岡山県は22日、インフルエンザ警報を発令しました。警報の発令は過去2番目の早さです。岡山県は去年10月から県内84の医療機関でインフルエンザの患者数を調査しています。警報は今月12日から1週間の患者数が平均で30人を超えたため発令したもので2000年に制度化されて以降、2番目の早さです。県では手洗い、うがい、マスクの着用の徹底の他、早めに医療機関を受診するよう呼びかけています。県内で去年10月から今月22日までの患者数は前のシーズンを828人を上回る2920人で、143の幼稚園、小・中・高校で休校や学年閉鎖となっています。一方、香川県にはインフルエンザ注意報が発令されています。

真庭市の十両 琴国が勝ち越し決める
大相撲初場所はきょうが12日目です。真庭市出身の琴国はこれまで7勝4敗と勝ち越しまであと1勝と迫っています。琴国の勝ち越しを後押ししようと、地元後援会の人たちが集まり熱い声援を送りました。真庭市勝山の勝山文化センターには琴国を応援しようと、地元後援会のメンバーなど約40人が集まりました。勝ち越しがかかった22日の対戦相手は十両7枚目の保志光。メンバーらは「琴国がんばれ!」と書かれた横断幕を広げ懸命の声援を送りました。結果は琴国が肩透かしで勝利。見事勝ち越しを決めました。岡山出身の力士が十両で勝ち越したのは1987年名古屋場所の大鷹以来です。

バイオマスサミット
動物や植物に由来する資源、いわゆる「バイオマス」の活用について考えるセミナーが岡山市で開かれました。これは中四国の産官学で組織する協議会が開いたもので、企業や自治体などから約100人が参加しました。セミナーではバイオマスの活用を目指す津山市と笠岡市の取り組みが紹介されました。このうち笠岡市は「エネルギーの地産地消」を目標に干拓地で栽培する菜の花や麦わらなどからバイオ燃料を作り、トラクターなどの燃料として利用する構想を発表しました。報告者からは、施設の建設費用などでコストがかかるとの課題が指摘され、成功するには産官学の連携が不可欠と話していました。

岡山市でイチゴの共進会
岡山市で栽培されたイチゴの出来栄えを審査する共進会が22日から岡山市役所で始まりました。この共進会はイチゴ生産農家の栽培技術を向上させ、品質を高めようと岡山市とJA岡山が毎年開いているものです。西大寺地区や一宮地区などから「さちのか」や「さがほのか」など5品種、59点が出品され、形や色、糖度など10項目で審査されています。今年のイチゴは去年9月から11月にかけての気温が高かった影響で、熟すのが早く、例年よりやや小ぶりになっているということですが、味は上々ということです。また、会場ではイチゴが市価より1割程度安く販売され、人気を集めていました。イチゴの販売は23日も行われます。

恩原高原の氷紋まつりを雪像でPR
今年の干支、ウシをデザインした雪の滑り台がJR岡山駅前にお目見えしました。岡山県鏡野町の恩原高原で今月31日に行われる氷紋まつりをPRしようと現地の観光協会のメンバーなど約20人が鏡野町から運んできた6トンの雪を使って高さ2メートル、長さ6メートルのウシの滑り台を作りました。あいにくの雨模様でしたがさっそく子供たちが滑り、楽しんでいました。このウシの滑り台は22日午後3時まで楽しめます。

コンビニ強盗の犯人逮捕に協力で感謝状
高松市のコンビニ強盗で犯人の逮捕に協力した店長の男性に22日、警察から感謝状が贈られました。感謝状が贈られたのは、高松市高松町でコンビニエンスストアを経営する久米一史さんです。22日朝、高松北警察署の多賀憲司署長から久米さんに感謝状が手渡されました。久米さんは今月14日、自身が経営するコンビニを訪れた男が、コンビニ強盗の犯人の手配写真とよく似ていたためすぐに警察に通報し逮捕に協力しました。事件は、先月22日未明、高松市内のコンビニで現金5万8000円が奪われたもので警察が手配写真を配り捜査への協力を求めていました。

瀬戸内海の海底ゴミ検討会
瀬戸内海のゴミ問題について対策を話し合う検討会が22日、岡山市で開かれ、海底に沈んだゴミの実態と回収方法についてまとめました。検討会は環境省が3年前から開いているもので瀬戸内海の海底に沈んでいるゴミの調査やその回収方法を検討してきました。専門家や漁業関係者約40人が出席した会議では海底ゴミは、レジ袋やペットボトルなどのプラスチック類が全体の9割を占めていることや、ゴミがあるエリアは人口密集地の近辺だけでなく瀬戸内海全域に広がっていることなどが報告されました。また回収方法については漁業者に底引き網での回収を呼びかけ、行政とボランティアがそれを支援することを申し合わせました。