岡山放送局

2009年1月22日 22時0分更新

瀬戸内海ごみ対策で報告書

瀬戸内海に捨てられるごみを
いかに減らしていくかについて、環境省や岡山県内の漁業組合などが3年間にわたって検討してきた対策会議の最後の会合が岡山市で開かれ、今後、ごみの不法投棄の監視に力を入れることなどを盛り込んだ報告書をとりまとめました。

この対策会議は瀬戸内海で、漁船の網にごみがひっかかるなどの被害が相次いでいることを受けて、環境省のほか、岡山県内の自治体や漁業組合が参加して、3年前から定期的に開いてきたもので、
22日、最後の会合が開かれました。

はじめに環境省の担当者が、ごみの調査の結果を報告し、瀬戸内海で回収されたごみの90パーセントはスーパーのレジ袋やトレーなどのプラスチック類で、不法に捨てられたと見られると指摘しました。

そして会合では今後の対策として漁業者がごみを回収する際の費用を行政が補助していくことや、漁業組合と市町村が協力して海や川へのごみの不法投棄に対する監視を強めることなどを盛り込んだ報告書をとりまとめました。 

環境省では、今後この報告書にそって県内の市町村と具体的な対策を進めていきたいとしています。