東京女子医大病院人工心臓装着患者死亡 患者の遺族が病院側に調査を申し入れ
東京女子医大病院で補助人工心臓を装着後に死亡した女性患者の遺族が、医師が治験の装着基準を守ったのかどうかなど、病院側に調査を申し入れた。
遺族側の弁護士によると、東京女子医大病院に急性心筋梗塞(こうそく)などで入院していた当時41歳の女性は、2008年、治験中の補助人工心臓「エバハート」を装着後、脳出血で死亡した。
「エバハート」は、体表面積1.4平方メートル未満の患者に装着しないとの治験基準があったが、患者本人が記録していた手術直前の体重から推定される体表面積が1.347平方メートルだったため、基準が守られたのか、病院側に調査するよう申し入れた。
東京女子医大病院は「治験は適切に行われたと認識している」とコメントしている。
(01/23 06:11)