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【社会】

23区初 区立病院 『公立』経営逆風の中 台東、4月開院

2009年1月23日 07時01分

 東京都台東区は、二十三区で初めての区立病院として四月に台東病院(同区千束三)を開院する。自治体病院の経営難が深刻化する中での病院新設は異例。併設する老人保健施設とともに、高齢者医療の拠点施設とする。

 管理運営は指定管理者である地域医療振興協会が、老健施設と一体で行う。区は「病院単体での黒字は難しいが、老健施設と経営を一体化することで五年目の黒字化を目指す」としている。

 区は都立台東病院(一九九六年に廃止)の跡地と隣接地計約五千百平方メートルを約五億九千万円で買収。建設費約六十七億円をかけて地上八階、地下一階の施設を整備した。

 病院は内科、整形外科、眼科、泌尿器科など七科の診療と、夜間・休日の小児初期救急を行う。病床は一般病床四十、療養病床八十の計百二十床。

 管理運営する地域医療振興協会は自治医科大を母体としており、常勤医と非常勤医をほぼ確保しているという。

(東京新聞)

 

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