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山形97号デビュー時、少量生産 付加価値高めブランド化

2009年01月21日 21:20
来秋のデビュー時の生産・販売方針をまとめた山形97号ブランド化戦略実施本部の生産、販売戦略合同部会=山形市・ホテルメトロポリタン山形
来秋のデビュー時の生産・販売方針をまとめた山形97号ブランド化戦略実施本部の生産、販売戦略合同部会=山形市・ホテルメトロポリタン山形
 県産米新品種「山形97号」のブランド化戦略実施本部の生産戦略・販売戦略合同部会が21日、山形市内で開かれ、来年秋のデビュー時の生産・販売数量や作付面積などの戦略方針をまとめた。生産・販売数量は1万2500トン、作付面積は2500ヘクタールとした。来年から2年間は、品質確保などの面から、生産者認定委員会を設置し、栽培技術など一定要件を設け、生産者を認定していく方針。

 合同部会は、生産や流通、販売関連団体の代表や学識経験者、県内の農業団体の専門家などで組織している。

 デビュー時の生産・販売数量は、少量で高い品質を確保し、市場に過剰感を出さないため、市場調査や卸売業者らの意見を踏まえ、1万トンを県外販売向け、残る2500トンを県内販売用とした。

 作付面積は、県内作付面積の約4%に当たる2500ヘクタール。デビュー当初は、生産・出荷調整により、高価格と付加価値を持たせ、日本一のブランド米のイメージを作り上げていく。その後は、徐々に作付面積を拡大させ、生産・販売量も増やす計画だ。

 一方、デビューに向けた先行テスト販売を行う今年は、60ヘクタールに作付けし、県内や首都圏を中心に300トンの販売を予定。販売価格について部会では、玄米5キロで2000円から3000円以上まで、さまざまな意見が出たため、引き続き、販売部会で検討していくことにした。

 また、生産戦略として、品質管理の徹底により消費者や流通関係者の信頼を獲得するため、栽培適地を選定した上で、県やJAグループなどで構成する「生産者認定委員会」を設け、一定要件をクリアできる生産者を認定する。

 基本要件は▽栽培適地内に水田がある▽栽培マニュアルの順守−など、面積要件は▽水田面積が3ヘクタール以上か市町村平均の2倍以上▽97号の最低作付面積が60アール以上−など、栽培要件は、有機栽培か特別栽培、または特別栽培と同等の基準での栽培などとし、生産調整参加者を基本とした。生産者の募集期間は、今年6月から9月までとしている。

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