現在位置:
  1. asahi.com
  2. スポーツ
  3. ウインタースポーツ
  4. スキー・雪上競技
  5. 記事

家根谷6位入賞 スノーボード世界選手権

2009年1月22日11時9分

印刷

ソーシャルブックマーク このエントリをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

 【江原(韓国)=稲垣康介】スノーボードの世界選手権第4日は当地で男女パラレル回転が行われ、女子で家根谷依里(やねたに・えり)(へそ曲がりク)が6位と健闘し、前日のパラレル大回転で4位に入った竹内智香(ロイズ)に続き、アルペン種目の日本選手として史上2人目の入賞を果たした。竹内は決勝トーナメント1回戦で前回女王ハイジ・ノイルーラー(オーストリア)に敗れ、13位。フレンジ・マガートコーリ(スイス)が優勝した。

 男子はベンヤミン・カール(オーストリア)が優勝し、日本勢は服部冬樹(白馬ク)の21位が最高で、一人も決勝トーナメント(上位16人)に残れなかった。

■着実おっとり型 大差覆して8強

 女子決勝トーナメント1回戦の1回目で1秒46の大差をつけられた家根谷はあきらめなかった。2人が同時に滑り、2回の合計で競うパラレル回転。「1回目に滑った赤コースは(雪面が)荒れていたので、2回目に落ち着いていけば大丈夫と思った」。狙い通り2回目で大逆転し、準々決勝に残った。今季のW杯でも経験のない8強入りで自然とガッツポーズが出た。

 準々決勝は敗れたが、堂々の6位。「昨季は予選通過できない苦しい時期がつづいたけど、徐々にステップアップしている。自信になった」

 1月のW杯で2位に2回入った竹内は1歳上で北海道のクラーク記念国際高の先輩。「お姉さんのような存在。刺激になるし、私も頑張ろう、追いつき追い越そうと思う」と勇気をもらっている。

 上島コーチは「家根谷は竹内のような派手な活躍はしないし、急には伸びないけど着実に成長するタイプ」。強気のコメントで自らを鼓舞する竹内と、おっとり型の家根谷。対照的な2人が日本女子のレベルを押し上げている。(稲垣康介)

検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内