さて、そんなねんまにさんなのですが、先日うちのブログが契機となり、勤めている会社の同僚にサイトの存在がバレてしまったそうなのです。
普通に考えれば、花を愛で月を愛し平和を願うポエミーな内容の日記を綴っておられるねんまにさんのこと、サイトが同僚の方にバレたとて 『おいおいねんまに、お前も意外とCOOLなところあるじゃん』 と、評価が急上昇するはず。
ただまあ、やはり人間というものは誰しもが心に "闇" みたいなものを抱えており、それはねんまにさんとしても例外ではなく、サイト上にて花を愛で月を愛し平和を願う傍ら、ついウッカリと己の抱える "闇" 的なサムシングを日記に綴ることもありました。
人間、誰だって自分の汚い部分は見せたくない。それが身近な人間であれば尚のことそうでしょう。その意味で、自分の管理運営するサイトが同僚にバレてしまう、自分の闇が見られてしまう――!これは辛いものがあります。
だから僕が、ねんまにさんから 『サイトが……バレた……!』 という第一報を受けた際、彼の眼は落ち窪み、口角からは白い泡が吹き出し、全身は激しく律動、挙句の果てには一歩進むごとに脱糞……と、それはもう酷い有様。それが即ち "サイトがバレる" ということなのです。この辺りの感覚、サイト運営に携わったことのある方ならご理解頂けるかと思います。
ちなみに、一体どの辺りがねんまにさんの抱える心の闇だったのか?という部分なのですが、これは長年ねんマニア (ねんまにのマニア、の略) として活動していた僕の見解によると、ズバリ2005年6月25日の日記。当該日記の概略を僕なりに整理しますと
『ある日、両親の愛用するバイブレーターを発見し、その事実を二人に突きつけた。その後、家族三人でバイブを箸代わりにして晩御飯を食べた』
以上です。理解はしますが……やはり共感はいたしかねる、と言わざるを得ない案件でしょう。この闇だけは会社の同僚に知られたくない!と願ったとしても、それは何らおかしな心情ではない。
誤解して頂きたくないのですが、ねんまにさんの綴るその他の日記は本当に清らかそのものであり、バイブレーターなどというR18なタームが登場するのは数にしてみれば年に14回程度です (本稿とは何の関係もない記述となりますが、断崖絶壁の2007年の更新回数は14回です)。
さて、少々長くなりましたがここまでは枕、ここからが本題。先にも述べた通り、多くのサイト管理人たちは 『自分のサイトがいつか身内にバレてしまうのではないか』 という恐怖と頻繁に戦っています。
しかし、詰まるところ www(ワールドワイドウェブ)の世界で情報を発信している以上、サイトバレの可能性をゼロにすることは不可能だといわざるを得ません。よって、我々としては、せめてその可能性をゼロに近づける――という尽力するほかないのです。
そのために何をするべきか。これには幾つかの項目があるかと思いますので、段階を追って見ていきましょう。
@ 自分とは無関係なハンドルネームを名乗る
これは基本項目。その意味でいえば "必殺!年賀状マニア" 、この名前は完璧です。ただまあ、普通はそこまでエキセントリックなネーミングセンスは装備されておりませんので、もっと無難な感じでいいです。
ここで大事なのは、ひたすら "自分に関係するものは一切排除する" ということ。福島県出身だから……という理由で "会津マラ彦" 的な名前を名乗る行為、上策とは言えません。『会津』 という部分から正体が判明するおそれがあるからです。よってこの辺りは徹底した方がモアベター、腸炎ビブリ男、とかマイルドな感じでいきましょう。
A 年齢生年月日住所などは当然秘匿
ここも基本です。"正直は美徳" といいますが、Aの項目を正直に綴るのはハッキリ言って地雷原の中で激しいベリーダンスをカマすようなもんです。
それでも "もっと自分のことを知って欲しい!" という欲求は拭いきれないもの (mixi上での"バトン"などを想像してみて下さい。皆好きですよね?バトン) 。その気持ち、僕にも痛いほど分かります。私は乙女座だけど、あなたは な・に・座?とか、そういう気持ちなんですよね、分かりますよ。
よって、生年月日くらいは書きたい……というセンチなあなたにおかれましては、さっさと前略プロフィールに全て晒して自爆でもしてりゃいいんじゃん?!ウェブ魚拓にログでも取られちまえば!?!訪問者の大半は管理人の出自になんて興味ねーんだよ!おめーが好きなタイプとか一切知ったこっちゃねーし、ましてやあんたの干支なんてタイバーツの相場よりもどうでもいいし!!円の方が好きだし!!それでも自分の生年月日が書きたけりゃチラシの裏にでも書いてボトルに詰めて海に流してクソして寝な!!
B 日常のことを書かない
またもや基本、かつ重要なポイント。
結局、悲劇にもサイトバレしてしまった多くの方というのは、この項目を遵守しきれなかったという部分があるといえるでしょう。
『昨日学校で隣の席のヤツが授業中に脱糞して……』
このテーマ、日記としては綴りやすいものの、事案が事案だけに現実世界とリンクしやすい側面があります。偶然にもその日記を見たクラスメートが、
(おや、昨日脱糞したといえば……)
という疑念を抱いた場合、その時点でほぼアウト。あなたはサイトバレの憂き目に遭うでしょう。
そこまでクライシスな出来事でなくとも、日々の小さな事件を長年に亘って書き連ねていくことで 『これ、なんかアイツっぽくね?』 という疑念が深まる場合もあります。その意味からしても、日常生活のマターは一切廃した日記を書く――これがモアベストな姿勢なんですね。
「それは日記じゃないです」
ハァーン?!今なんつったよ。オイ!お前辞書引けよ、分かるか辞書だよ?
【日記】
・ 毎日の出来事や感想などの記録。(大辞泉)
いいか!出来事を綴るだけが日記じゃねーんだ日々抱いた "感想" を綴るのだって日記なんだよ辞書がそう言ってんだから。だから 『あー、オチンチンエキスポランドがあったらいいなー』 なんてことをふっ……と日常生活の中で思い、それをフィクションのような形式にして綴る、これだって立派な日記なんじゃないんですか?違いますか?はい論破ーじゃあ俺はこの説で一番とったーカギしめましたーゴックン!
C 一般の方々が毛嫌いするようなコンテンツの充足
応用です。どうして多くの方々がサイトバレを怖がるか?といえば、やはり 『素の自分を見られたくない』 あるいは 『虚構(仮初)の自分を知られたくない』 という部分に尽きます。ウェブの人格と現実の人格を分けて考えている方が大半である以上、この欲求もごく自然なものです。
素の、あるいは作り上げた己を、知られたくない。これはいわば 『身近にいる普通の人(≒一般人)にウェブ人格を知られたら困る』 という風に換言できます。そうであれば、ここは端的に 『一般人(≒身近にいる普通の人)』 に毛嫌いされるコンテンツを作り上げていけば済むだけの話。コペルニクス的転回です。
具体的にどうするのか?例えば、そうね……サイトの日記を見るまでに最低10回はグロ画像をクリックしなければならない、とかそういう制約を設けるのが非常に簡便なやり方でしょう。かつ、本丸であるサイトの日記内においても 『マジ表参道のカフェで中年男性の腐った臓腑を食べたぃ
「でも、それでもバレてしまった場合は?」
そこはむしろ素直に喜ぼう。だってそうでしょ?普通、そこまでされたら即座にブラウザを閉じると思いますよ。であるにも関わらず、不屈の精神でグロ画像をクリックし、更に日記の内容 (『今日は樹海でネクロフィリアオフでしたぁ☆』的な) も精査しているとあらば、これはもう身近な知人という枠を超えて朋友(パンヤオ)と呼んでも差し支えないレベル。いわゆる "良いサイトバレ" というアレな。
これらはあくまで一例ですが、別の提言としては 『あー、ウンコ食べたいです!ていうか、食べた』 とか 『丸井の4階のピーチジョンに置いてあるマネキンのことを本気で愛しています。もう普通のマネキンだと我慢できないよね』 など、常識の斜め上を狙った発言を繰り返せば及第点。
ま、その際はなるべく自分の性的嗜好にリンクさせていった方が無理のないサイト運営を行えるかと思います。誰だって好きでもないのに 『隣に住んでるOLの陰毛を無理やり燃やしたい……』 なんてこと、書きたくはないからです。当たり前のことです。『ルイズたんとちゅっちゅしたいお〜』 レベルに止めておくのが吉です。
D リンクは張るな そんなのはガソリンで燃やせ
上級編です。これはもうサイト管理人の罪業ともいえるのですが、ひとたびサイト運営を始めると多くの方は 「より多くの人に自分のサイトを見て欲しい……」 という欲求を抱きます。そして、そのために有効な手段となるのが "リンク" ないし "相互リンク" という仕組み。これについては今さら多言を要しないでしょう。
しかし先述した通り、我々がwwwで日記を書いている以上、サイトバレの可能性をゼロにするというのは不可能です。であるならば、その可能性をゼロに近づけるしかない――というのが自論なのですが、これはもう簡単なことで、率直に言ってしまえばwwwの世界から隔絶されてしまえばいいのです。
ウェブの世界というのは、言ってしまえば蜘蛛の巣のようなもの。色んなサイト同士が繋がり、絡み合い、リンクして、また別な部分へと繋がっていく。それがウェブの特性です。そして、サイトバレにおける最大の敵でもあります。
あなたのサイトから100本の糸(相互リンク)が出ているのであれば、それは100通りの方向から人がやってくる可能性があるということだ……これは間違いです。実際はもっと複雑で、100本の糸の先にはまた別の糸が存在し、その先にはまた別の糸が存在していおり、その数だけ人が訪れてくる機会がある――これが真実です。
もちろんこれは大げさな言い方ですが、"可能性" というものだけに着目するならば、糸の数が増えれば増えるだけ多くの人が訪れる "可能性" は増大する、といえるでしょう。
故に、この糸が切れてしまえば超安心。サイトバレの可能性は限りなくゼロに近づきます。よく様々なサイトのコメント欄で
『こんにちわ〜、面白い日記ですね!僕もそういうところあるから分かります^^また見に来ますね! (URL)』
というファックな……ノン、微笑ましいコメントが目撃されますが、あれなんて平たくいえば 『お前の日記とかどうでもいいからウチのサイト見に来いよ』 の意であり、更にいえば 『とにかくもうアクセス欲しい、何でもいいからアクセス欲しい』 の略であり、もっといえば 『この際もうサイトバレも辞さない』 ということにしかなりません。これはもう完全なる愚行、としか言いようがない。だって、そういうコメントを各方面に残す行為それ自体が "糸" を増やす行動にほかならないのですから。
いい加減にしろよ……いい加減その……相互リンクって考え捨てろよっ……!と、石田さんも仰っている通り、結局そのようにして自ら糸を増やしておきながら 「サイトバレ怖いお〜^^」 も何もあったもんじゃない。サイトバレを防ぐためにはまずリンクを捨てる、燃やす、消滅させる――このマインドが極めて大事。その際にはgoogleやyahooなどの検索エンジンにも引っかからないようにする、などの強硬な姿勢でいきましょう(⇒それらの方法についてはコチラなど)。
これであなたの、あなただけの "陸の孤島" ならぬ "ウェブの孤島" が完成です。コングラッチュレーション!
さて、徒然と思うままに "サイトバレ対策方法" を論じて参りましたが、如何でしたでしょうか。これらの方策を周知徹底すれば、まず大丈夫と考えられます。どれか一項目でも抜けてはダメ、過不足なく行って下さい。そうやって初めてあなたのところに "ノン・サイトバレ・ライフ" が訪れるのだから――
なお、僕の場合、友人知人はもちろん、親戚、兄弟、両親、あるいは幼稚園のときの先生、果ては昔付き合っていた方の母君にまでこのサイトの存在がバレておりますため、サイトバレとか今さらマジでどうでもいいです。
そういうやり方も、ある。
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【肉欲より】
つーか自分からバラしたんですよね……
なんで元カノのカーチャンにばれてるの?
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ぼくが ききたいです
それとも肉さんにしか分からない何かがあったのでしょうか?www
山口県以外の人間に通じた事がないです。
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ウソだろ?!
なにそれ?イミフwww
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こわくさい…… (←これは富山弁です)
「リアバレとか逆にアクセスの糧だし!!!」と息巻いていたら大学でぼっちになりました。
そういうことも、あると思います。
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アンタはいま泣いていい
懐かしいです
明日学校で使います!