東京女子医科大学病院で開発中の補助人工心臓の埋め込み手術を受けた女性が死亡し、遺族らが事実関係の調査を行うよう病院側に要請しました。
遺族の弁護士によりますと、死亡したのは当時41歳の女性です。女性はおととし、東京女子医大病院で臨床試験中の補助人工心臓の埋め込み手術を受けましたが、その後、この人工心臓がずれて胃に穴が開き、去年10月、合併症を起こして脳出血で死亡したということです。
遺族らは、女性は手術当時の体重と身長などが臨床試験を行う条件を満たしていなかった可能性があるとして、調査委員会を設置して事実関係を解明するよう病院側に文書で要請しました。
病院側は「臨床試験については厚労省の省令に則って適切に行われていると認識しています」とコメントしています。(22日21:01)