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出会い系サイト:年齢確認、来月から厳格化 利用者、運転免許証の画像送信

 ◇改正規制法施行1カ月 届け出業者は432件

 改正出会い系サイト規制法施行(08年12月1日)に伴い、来月1日から、出会い系サイト業者は、利用者に運転免許証を画像送信させるなど18歳以上であることの証明を求めることが義務付けられる。違反した場合は是正を求められ、従わないと6月以下の懲役または100万円以下の罰金となる。

 同規制法は、サイトを利用した子供が、買春などの被害に遭うケースが後を絶たないことから、サイト業者を把握するために届け出を義務付けるよう改正された。児童を誘う書き込みをただちに削除することも求めている。

 来月からは、届け出業者に対し、利用者が18歳以上であることを確認するよう国家公安委員会規則で義務付ける。警察庁は、運転免許証の画像送信のほか、支払いをクレジットカードに限るなどして年齢確認するよう業者に求めている。

 警察庁によると、同規制法に基づき、今月5日までに届け出たのは、1627サイトを運営する432業者。375業者が法人で57業者が個人だった。最多で、267サイトを運営する業者もあった。

 また、50業者が届けを出しておらず、同庁が警告した。無届けのまま営業した場合は、6月以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられる。

 08年上半期に出会い系サイトなどを通じて児童が性的被害を受けた児童買春禁止法違反と青少年保護育成条例違反は計495件(前年同期比28・6%増)に上っている。【河嶋浩司】

毎日新聞 2009年1月22日 東京夕刊

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