Thu, January 22, 2009

つらつらと…

テーマ:日々口車
RENTが終わって2週間が経った。

みんなBlog等を見ると、忙しくしているようだ。


そうそう…
もう終わって2週間も経ってるので、
今更RENTの事を書いてもと思うんだけど…
未練タラタラみたいでね。

こう寂しいとか言うのをすぐ口に出して涙を誘うのは、
仲の良い30組の中では侑二朗だ。
その度に「言うなや~!」ってこっちも強がりで返すんだけど。


「書いて下さいと」沢山のメッセージを頂き… (嘘)

まぁ少しずつねと。





まず、終わった今の心境を。




さすがに70数公演を、ほぼ毎日のようにこなした訳だから、
皆と会えないのは寂しい…
少しね。

でも、俺は、実は「終わって良かった!!」と心から思っているのが本当のとこ。

これは楽日に打ち上げも終わり、未來の部屋でJunear達と飲んでたら、
未來が浮かない顔してたから
「なんだよ~ おめ~ なに浮かねぇ顔してんだ~ ばっかじゃねぇ~の~」
とyakuza-kickで絡んだら、

「じゃあ、終わって良かったってなんだよ」

あいつ特有の、ぶん殴られたアキータみたいな、
さみし~~~~目で、まず突っ込んできた訳よ。

いやね、多分やつは、俺が今回のmanipulatorの
「がぁちゃん」こと古賀さん(実は10年前のTBSん時も)と話してた事の一部だけが聞こえて、
突っ込んで来たんだと勝手に思った。
ようは「こんなんもん早く終わって良かったわ。」と言ってたんじゃねぇかって…
悪い方向で聞こえたんじゃねぇかなと。

がぁちゃんに会ったのは、まだ帝劇で稽古が始まるかどうかの頃。
音楽監督の池上さんが「じゃ~~ん!!!!」って言って連れて来た。
ひっさしぶりの再会に飛びついて喜んだ。

さすがに10年振りに会うと嬉しいもんで、
当時の記憶がパパパ~っと浮かんできた。
今回のRENTに関われる事を更に嬉しくしてくれた人だった。

久しぶりに会ったがぁちゃんは、
風貌にほとんど変わりはなかった。
ただ、さすがに仕事をこなして来たらしく、
空気が大きくなったと、俺の宇宙のリズムは感じた。
俺になんか言われてたくねぇだろうけど。

今回の俺なりのRENT感を、がぁちゃんと色々話した。
んでね、
がぁちゃんだけではなく、Bassの太郎さんにもGuitarのたつさんにも、
10年振りに来てくれたRENT headsにもみんなに話した同じ話で、
賛否両論あるだろうし、もちろんもっとやれる事は山程ある。

でもね、一応俺がやれる事は、最終日にやりきったつもり。



本当気持ち良く終われた。




だからね、
終わらないと始まらないでしょ?

別れがないと出会いがない。




と話した。




だから俺は怒鳴り放った。
「完璧だ!!!!全然良かったわ!!!!」って。




それを聞いた5分後に未來は寝た。
なんだか天国にいるような顔して。




今回座長の未來はかなりの勢いで突っ走った。
他でもそうなんかは知らんけど。
一公演としてモチベーションを落とした事はなかった。
んで、試行錯誤しながらも絶対ブレなかった。


「これでいいのか?」という時、
真っ先に「これでいいのか!?」と叫んだ。



約10年前、やつがデビューした「BOYS TIME」という作品。
そこには山本耕史がいた。
「RENT」の次の出演だったんではなかっただろうか。

そん時あったフライヤーの未來の顔を
今でも鮮明に覚えてる。
えらい若いやつが出んだなぁと。



未來はどんな気持ちでこの仕事を受け、また過ごしたのだろう…



ただでさえ、オリジナルは伝説化している作品。
オリジナル演出で既に日本人が10年前にやってる。
今回は新演出が決まってる。


始めるだけで賛否両論の嵐が保証された作品…



周りの支えがあってだろうけど、
それにしても、一度も落ちなかった。
さすがに疲れが来てるかなと思う時もあった。
でも「かな?」くらいにしか絶対見せなかった。

もちろん未來だけではない。
みんなそうだ。

ただ、ステージ上もふまえ、全体のテンションを保ったのは、
紛れも無く座長未來の走りっぷりだろう。
と俺は勝手に思ってる。

一番最初に未來と話したのは、
ASIAで制作発表終わった後、安崎さんと「ども~」とか言いながら
カウンターで一杯やってる時にいきなり入ってきた。
「今回俺は座長だからさ…」
みたいな事言った。
安崎さんは、こんな俺を、最初から優しく、誠実に相手にしてくれた。
のに!!!
いきなり入ってきてなんだと思ったし、座長ってなんだよと実は思った。
おめぇみてぇなクソガキにとも思った。笑

そこから何故か一緒に居る事が多かった。
始めて電話番号を聞かれたのもあいつだった。
やつ携帯持ってねぇから。
(近過ぎるトムはおいといてよ)
お互い実はシャイな部分が心臓の80%以上を占めている。
だからなんかうまく話せなかったりもすんだけど、
なんか斜に構えながら、かなり色々話した気がする。
いつからかあいつと居るのが自然になってた。
でも、酒が入らないとどっか斜に構えてしまうのだが。笑

そんなあいつがメキメキと生意気加減を発揮し始めた。
負けずに俺も発揮してやった。
今思うと大人気なかったかな。笑

でも未來のそれは、いつでももの凄いドストレートパンチだった。
そしてyakuza-kickでもあった。



嘘はつけないと思った。




俺も負けずに走ったつもり。

ご存知の方もいると思うが、30組は特に仲がいい。
なんも気ぃ使わんで済む。
それにも死ぬ程助けられた。

トシさんにも…

それはまた書くだろう。



ようはね、
だからとにかく終わってよかったんよ。
余計な事はおいといて、



悔い全く残してねぇもん。




あくまでも俺はよ。




ゴールのテープを切った時、
既にもう見える距離にスタートラインがあって、
白い帽子かぶった知らんおっちゃんが、
ピストル空に向けてた。
逆光。
顔は見えない。




準備は出来てるみてぇだ。

でもまだ引き金引くなよ。

引く時は言ってくれ。

そこに俺は居なくても、

そん時に終わって、

そして何かが即座に始まる。


んな話よ。




いつかまた、
更に磨きがかかった、
新しい物が生まれる日が来るんだったら…

こんなシビれる期待感ったらねぇもんよ…






俺はRENTが好きだ。







なんだか、都立大に居る気分だ。
隣には侑二朗か?

なぁ未來。笑






コメント

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■ありがとうございます☆

blog、ありがとうございます。
読んでて引き込まれちゃいました。
rentの動画で話すリキトさんと、コレは全然違う感じで、こっちの方がすごく熱いものを感じました。

RENT、やりきったって思える舞台になってよかったですね。
私は大阪千秋楽は見れなかったんだけど、きっと、そこにいたお客さんも、リキトさんがそう胸張って言える舞台をしてくれたっていうのは感じてるだろうし、言い切れる舞台をしてくれたっていうことも嬉しく感じると思う。

それから、いい仲間に出会えたこともよかったですね。
森山さん含め、同じ舞台に立つ人にそれだけ言ってもらえたら、きっと嬉しいだろうし、私は見方、変わりました。
こういうお話、聞けてよかったです☆
これからも楽しみにしてまーす。

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