やっぱりアポロ計画の有人月面着陸はウソだった [日記]
昨年の12月5日にアップしたアポロ計画の有人月面着陸は嘘だったの文末で引用した「鳥の使命」というブログの、「アポロ/知性は破綻するためにあるか?」という一連の記述をじっくり読んでみて感じたことは、アポロ計画の全てを頑なに信じている方々に、「アポロ計画の有人月面着陸のウソ」を説明する際には、アポロ計画の宇宙飛行士が月に置いてきたことになっている「レーザー反射鏡」の矛盾点を簡潔にまとめて説明する手法が、アポロ有人月面着陸のウソを理解していただける最善の方法だと思いましたので、「鳥の使命」の一連の記述に少し加筆した記述をアップすることにしました。
結論を先に記述すると、月面にレーザー反射鏡を設置して、そのレーザー反射鏡に照準を合わせて地上からレーザ光線を照射した場合、そのレーザー光線は月面とレーザー反射鏡の両方を照射することになります。
なぜかというと、光は照射距離が伸びるほど拡散するので、地球から38万Km離れた月面のレーザー反射鏡だけをピンポイントで照射する事は不可能だからです。
また、地球は自転しているので月から帰ってくるレーザー光線は元の発射位置には戻ってはきませんし、そのエネルギーは数百億分の一以下に減衰してしまいます。
月にレーザー光線を照射した場合に生じる変化などは、少し思考を働かせれば思いつくのに、現在から約40年前に月面のレーザー反射鏡に当たったレーザー光線だけを見分けて、月と地球との距離を測量する技術を確立していたと主張しているのが、NASAでありアポロ計画全体を頑なに信じているのかアポロ肯定派の信者だということなのです。
さて、人類は未だにNASAが月に置いてきたと主張している星条旗や着陸船の下部分(発射基台)等のアポロ計画の遺物を、地上から確認できる望遠鏡を持っていません。
月面に残されたアポロ着陸船の降下モジュールの大きさを約5mとすると、月までの距離は38万kmですから、地球から見る5mの物体の角度は、1度の約120万分の1(0.003秒)となります。大気のゆらぎなどの影響を無視すると、この角度を分解できる望遠鏡の口径(直径)は約42m必要です。
「The Basics of Lunar Ranging」というサイトの、「Where on earth do we measure from?」によると、現在アメリカで月面との距離測定に利用している天文台は、ニューメキシコ州南部にある「Apache Point Observatory」だと書かれています。このサイト内の説明によると、アポロ計画で宇宙飛行士が月面に置いた複数のレーザー反射鏡の位置確認も行っている望遠鏡の口径は3.5mであると書かれています。
日本が世界に誇る口径8.2mの「すばる望遠鏡」でさえ月面のアポロの痕跡を判別できないのに、アパッチポイント天文台の口径3.5mの望遠鏡は、月のレーザー反射鏡の位置が確認できるそうです。
また、このアパッチポイント天文台では、2005年7月24日から月と地球との距離を測定する月面照射レーザの運用を開始したそうです。
APOLLO Laser First Light←リンク先の画像は必見です。 地球は自転していますし月は地球のまわりを周回しているので、地球との相対位置が変わり続けています。光の速度は約30万Km/秒であり、地球と月との距離は約38万Kmです。
上の図は、アパッチポイント天文台のHPから転載したものです。
さて図の中の説明によると、月面に向けて地上からレーザー光を発射した場合、地上に帰ってくる際には直径15kmに拡散すると書いてあります。また地球から月面に向かってレーザー光を発射した時、そのレーザー光が地球に戻ってくるまでに2.5秒かかると書いてあります。現在運用しているレーザー光線は20パルス/1秒だとも書いてあります。
さて、レーザー光が15kmに拡散するということは、元のレーザー光の直径が10cmだとすると、当初のレーザー光線のエネルギーが1/15万の二乗=225億分の1以下に減衰していることになります。
それに、地球から月面に置かれているレーザー反射境に照準を合わせてレーザー光を照射し、月と地球の間の距離を測定するという事は、約40年前のレーザー光の反射パルス分析技術で、基台(レーザー反射鏡)に反射したレーザー光の見分けることが出来ていたというこを意味します。そもそも約40年前に、現在アパッチポイント天文台が運用しているような高出力レーザーがあったのでしょうか?(浜松ホトニクスが、高出力パルスレーザーダイオードや光電子増倍管を開発した年は、今から23年前の1985年です)
人工衛星測距等の遠距離用測定等に利用されるレーザー光は、強力な単一パルスレーザ光信号を発射して、その往復時間を計測し標的までの距離を測定しますが、約40年前にNASAが月との距離測定に用いていたレーザー光の種類や出力に関する情報、反射光のを検出する増幅器や増幅回路(光電子増倍管等)に関する技術情報は、未だに何一つ公開されていません。
NASAは、現在運用されている各国の光学望遠鏡では月面に残されている着陸船の下部分(発射基台)や他の機材類を地球からは見分けることができないと言いながら、約40年前からレーザー反射鏡だけはしっかりと位置確認ができていると主張しているのです。
光波測距儀にも記述されていますが、反射プリズム(コーナーキューブ等)を利用した測距儀の有効範囲は5~6Kmが限界なので、地球から惑星までの距離を測定する際には、電波望遠鏡を用いているのです。
また国土地理院の「航空レーザ測量」には、「レーザ計測点の配置はランダムであり、原則として任意の位置を計測することはできません。」と記述されています。
アポロ肯定派の皆さん、いい加減に降参しなさい。
再度、続きがあります。
続)やっぱりアポロ計画の有人月面着陸はウソだった
レーザーは発射側では7mm程度らしいですので、もっと豪快に弱くなります。
レーザーが1500mJを0.2nsで出すらしいので、明るさは7.5GW。
これが直径15kmに拡散するってーことは、7.5GW電球を3.75km先から見るのと同等です。75W電球を38cm離れてみるのと同じといってもいい。
あれ、すごく明るいですね。
実際には月で反射板にあたって帰ってくるのはごく一部ですので、その分も計算しなきゃいかんのですよ。地球→月面でレーザーは数kmに広がり、そのうちわずか数十センチ四方の反射板にあたった分だけが帰ってくるので、ここで帰ってくる率はさらに数桁減るんです。
そのへんまでしっかり計算してくださいな。
否定派が計算を甘くしてどうするw
by あ (2008-01-05 19:54)
75W電球を、光出力75Wの電球に訂正します。
裸電球ならたぶん1kWくらい。
by あ (2008-01-05 19:56)
あさんへ
レーザー光がどれくらい減衰するかについては、当時運用していたレーザー光のデータが無かったので、2005年7月24日から運用されているアパッチポイント天文台のデータから適当に弾き出しただけです。
ただ、アパッチポイント天文台のデータによると、月のレーザー反射鏡に当たるフォトンは1/3000万で、そこに当たった光が帰ってくる量も、1/3000万だと書いてあります。
つまり、計算上帰ってくるフォトンは1/900億だということになります。
私がレーザー光の拡散する面積から弾き出した1/225億の約4倍ですので、大して違いはないかと思っています。
やはりポイントは、凄まじく弱くなったフォトンを、当時の技術では、どうやっても反射鏡に当たったフォトンと、それ以外のフォトンとに分ける事などできないことだと思います。
レーザー反射鏡が宇宙に浮いているのならば、可能だと思いますが。
by スパイラルドラゴン (2008-01-05 20:49)
>大して違いはないかと思っています
あの・・・・あなたが想定する受光器は直径が10cmとか7mmとかなんですか?
もう少しはまじめに考えないと楽しめませんよ。
by あ (2008-01-06 01:41)
計算間違えました。
1/3000万×1/3000万=1/900兆でした。
つまり、受光器の大きさや性能は不明ですが、現在の技術で捕捉できるフォトンが1/900兆だということですので、当時の技術ならさらに少なかったことと思います。
by スパイラルドラゴン (2008-01-06 09:24)
どんどん意味不明な計算になっていきますね。
フォトン数で1/3000万なのですから、それを2乗する必要はないですよ。
反射するのが1/3000万、それが地球上で直径15kmに広がるわけ。
もう一つ、地上で集光するための反射望遠鏡の面積がわからないと、
地上でキャッチできる光量はわからないのです。
たとえば3mの反射望遠鏡なら、直径15kmの1/5000で、面積比1/2500万。というわけで、1/3000万×1/2500万=750億分の1.
苦労してここまでやっても、送る方のレーザーパワーがわからないと、帰ってくる光がどうこうという議論はまだできません。
頑張ってください。
by あ (2008-01-07 11:42)
まちがい。
1/3000万×1/2500万=750兆分の1.
by あ (2008-01-07 11:43)
おまけ。
>人類が地球と月との距離を確認する為に利用している光エネルギーなどは、無に等しい物だと理解できるはずです。
既に書きましたが、短時間照射のレーザーは、瞬間値においては月面で太陽をしのぎます。現在Apache Point Observatoryで使われているレーザーは出力こそ1.5Jですが、これを短時間で打ち出すので、瞬間的には7.5GWあります。これで月面の直径3kmのエリアを照らすと、その瞬間は月面を照らすレーザーパワーは1061W/m^2となり、月面を照らす太陽光1366W/m^2に近い値となります。満月の中央でも一瞬倍近くなるわけ。
ましてや半月などの条件で影の部分なら、邪魔者は地球照くらいですので問題ないことになります。
さすがに惑星間ではまだ無理みたいですけどね。
これだけ明るいと実は反射鏡なんかなくても距離測定は十分可能かも知れません。しかし聞いた話によると、それだと月の凹凸の影響で反射光のタイミングがぼけまくるため、反射鏡を置くことでその反射鏡までの距離をきっちり測れるようにしたとのことらしいです。
ですから、厳密に言えば月までの距離をレーザー計測できると言うだけで
月着陸の証拠とすることはできません。月までの距離を「精密レーザー計測できる」ことは間接的証拠になるとは言えるでしょう。
まあ、これとて無人探査機で置いたんだろうと言うこともできますけどね。
by あ (2008-01-07 11:59)
1/3000万×1/3000万=1/900兆の計算結果は、上記のApache Point Observatoryの図の中(4番と9番)に書いてあったデータですので、間違いはないと思います。そして帰ってきたフォトンを捕捉するのは、天文台の口径3.5mのミラーだと書いてあります。
>Apache Point Observatoryで使われているレーザーは出力こそ1.5Jですが、
現在のレーザー光線出力は、ものすごいパワーなのですね。
でも問題は、1970年代に月に向けて発射したレーザーの出力です。
なぜ当時使用した機器類のデータを公表しないのですかね。
by スパイラルドラゴン (2008-01-07 12:42)
ああ失礼、帰ってくるレートも1/3000万とちゃんと書いてあるんですね。
こりゃ失礼しました。
でもって緑レーザーの光子のエネルギーはだいたい2.5eV,4e-19Jですので、1.5Jも発射すれば、900兆分の1でも4000個くらい帰ってくる計算になります。
当時のレーザーのパワーが今の1/1000でもなんとか数個帰ってくるのではないでしょうか。もう少し多そうですが。
by NO NAME (2008-01-07 19:13)
>当時のレーザーのパワーが今の1/1000でもなんとか数個帰ってくるのではないでしょうか。もう少し多そうですが。
でも、光電子倍増管等で捉えた数個のフォトンを、レーザー反射鏡に当たって帰ってきたものかどうかを、どのように判断したのでしょうか?
ちなみに、ラマン分光の技術が現在のレベルに達したのは、1990年代に入ってからです。
by スパイラルドラゴン (2008-01-08 20:13)
これは使用したレーザーの出力を調べるまでの宿題になりそうですね。
by あ (2008-01-09 00:20)
なるほど。
「当時の技術で観測できた」ということを明確に
説明できなければなりませんね!
本記事の問題提起にナイスです。\(^o^)/
ただ、(反射鏡からの反射を)観測できたという論文が
でているわけですから
世界中の科学者がみんなグルでない限り間違いは
ないとおもいますが....\(^o^)/
Lunar Laser Ranging Experiment
http://en.wikipedia.org/wiki/Lunar_laser_ranging_experiment
by Kimball (2008-02-21 23:48)
Kimballさん、コメント有り難うございます。
>ただ、(反射鏡からの反射を)観測できたという論文がでているわけですから
アポロ計画が終了した直後に、月と地球との距離を、レーザー光線を使って測定したという論文が、ネット上で公開されているのなら、例え英文でもその論文を検証したいので、そのURLを教えてください。
多分その論文は、ただ単に、レーザー光線を月に向けて照射して、その反射光を「観測」したに過ぎないと思いますが。
例え、レーザー反射鏡が無くとも、月面に向けて強力なレーザー光線を照射すれば、反射率の高い岩石に当たって、強い反射光が発生する場合がありますので、反射光の観測だけでは、レーザー反射鏡が月面に存在していることを証明することにはならないのです。
アポロ計画の嘘を見抜くポイントは、光学機器の「メーカー」と「仕様」なのです。
アポロ計画で月面に設置したレーザー反射鏡を使った、当時の地球と月との「測距」に使用した光学機器類の情報詳細は、未だに何一つ公開されていません。
ただ単に、各国の天文台が測定を行ったという発表だけです。
今も昔も、新たな科学的な発表が行われた際に注意すべき事は、その発表の中に、その実験を行った機器の「仕様」が含まれているかどうかだと思います。
先に、「とおりすがり」からの書き込みがありましたが、月と地球との測距に用いた機器類の「仕様」について質問した所、具体的な返答が一切ありませんでした。この1点だけで、「とおりすがり」のコメントは、アポロ肯定派からの苦し紛れの反論だと判断し、削除しておきました。
アポロ計画には、未だに未発表の「仕様」が数多くあります。
だから、いつまでたっても疑いが晴れないのだと思います。
特に宇宙飛行士が背負っていた「生命維持装置」などは、トンでも科学に属する「仕様」が、堂々と公表されていますが、未だにその分野の専門家が何故異議を唱えないのか、不思議です。
by スパイラルドラゴン (2008-02-22 23:18)
Science 19 Oct. 1973, Vol 182 No.4109 p229
"The Lunar Laser Ranging Experiment"によると、使用されたのは
Korad Corporation社製のルビーレーザで、4段Qスイッチを使用し、
出力は3Jです。(波長694.3nm)
当時送光、受光に使った望遠鏡はマクドナルド天文台の2.7m鏡です。
(こちらはメーカ不明)
これによって、ビームの広がりを2arcsecにしています。
発射されるフォトン数は1.1x10^19個になります。
これが月面で直径約4kmに広がり、そのうち反射板(面積0.1m2)に
当たる分は
0.1/(2000x2000×π)=8x10^-9ですから、8.8x10^10個が帰ってきます。
再び2arcsecに広がるので、地表での直径4kmのうち、2.7m鏡に入る
フォトン数は(1.35x1.35xπ)/(2000x2000×π)=4.5x10^-7を掛けて、
約4x10^4個。
ちなみに月面反射は月面はおおよそ反射率0.07の拡散面であることと
望遠鏡開口の立体角(4x10^-17)から、
1.1x10^19×0.07×1/π×4x10^-17=約10個。
さて、帰ってきたレーザーの検出は光電子増倍管(RCA社31000F)を
冷却し、雑音を減らしたものを使って行われました。
「イメージセンサの基礎と応用」によると
このころの光電子増倍管の雑音電流は高性能なもので約10^-10A、
1パルス2x10^-10s×10^-10=2x10-20C=電子0.12個。
CCRで反射して検知器まで届くフォトンの数が1パルス当たり40000個。
SN比は充分ありそうです。
レーザーが出てから帰ってくるまでの時間間隔を検出する回路は
Maryland大学で製作され、0.1ns(3cm)以下の分解能があるとのこと。
>光電子倍増管等で捉えた数個のフォトンを、レーザー反射鏡に当たって>帰ってきたものかどうかを、どのように判断したのでしょうか?
まず月までの距離が約38万kmであることは分かっているので、
レーザーを出してからしばらくは光電子増倍管によるカウントを
行わないようにしています。(レンジゲート)
次に干渉フィルタでレーザーの波長以外の光をカットします。
月面からの反射は乱反射してしまうので、ほとんど帰ってくる
見込みはありません。
ちなみに反射板にレーザーを向けたときと、そうでないときの
帰還パルスの計測データの違いは"High Speed Astronomical Photometry (Cambridge Astrophysics)"の "Photon Counting"に
グラフが出ています。
by T2C (2008-02-23 08:05)
T2C さんへ。
>次に干渉フィルタでレーザーの波長以外の光をカットします。
どのような技術で、レーザー光以外の光をカットしたのですか?
その干渉フィルター技術の出典を含めて、光学機器の仕様を示して下さい。
私は、この干渉フィルターの周辺機器の、技術レベルと精度を、浜松ホトニクスの発展の歴史から類推し、アポロ計画肯定派のキモである、レーザー反射鏡の存在を疑っているのです。
T2Cさんは、アポロ計画を肯定するための、詳しい技術情報を提供されているつもりのようですが、肝心要の当時の光学機器の「仕様情報」を一切提供していません。
なお、今後光学機器類の情報を提供するつもりならば、仕様書の詳しい記述か、仕様書が掲載されているURLを示すべきです。
>ちなみに反射板にレーザーを向けたときと、そうでないときの
帰還パルスの計測データの違いは"High Speed Astronomical Photometry (Cambridge Astrophysics)"の "Photon Counting"にグラフが出ています。
何が言いたいのですか?どうせ示すならば、マクドナルド天文台が月と地球との距離を測定した時のデータを示してください。(引用元のURL付きで)
この他にも、地球と月との距離をレーザー光線を使って計ろうとする場合には、レーザー光線の発射スイッチと受光機器との間には、百万分の1秒のタイムラグさえも生じない回路設計が必須条件になります。
何せ、レーザー光線を月に向けて照射した後に、その反射光を受光するまでの時間で、距離を測ろうとする技術なのですから。
でも、当時の接続回路に使われていたリレー類は、バネの力で接点が復帰する方式でしたので、数万分の1秒以上のタイムラグが、スイッチを操作する度に発生していました。
レーザ光線のスイッチを入れた時に、そのスイッチのON信号をレーザー光線を受光して分析する光学機器類に伝えるリレーが「がしゃがしゃ」と音を発する状況を思い浮かべてみて下さい。
当時のリレー技術レベルを検証するだけでも、レーザー反射鏡を使った、当時の地球と月との間の「測距」が、嘘だと断定できるのです。
by スパイラルドラゴン (2008-02-23 23:44)
>T2Cさんは、アポロ計画を肯定するための、詳しい技術情報を
>提供されているつもりのようですが、肝心要の当時の光学機器の
>「仕様情報」を一切提供していません。
では具体的に何を書けばいいのでしょうか?
検証に必要な仕様は書いたと思いますが。
望遠鏡の形式や装置の設置位置なんかは検討には関係ないでしょうし。
光電子増倍管(以下PMT)にしたって、暗電流や鏡筒放射まで計算して
SN比を検討しない限りは、前に書いた仕様で充分計算できるはずですよ。
「当時のルビーレーザーではこれこれで、3Jも出せない」
「当時のPMTの感度はこれこれで、計測には足りない」
「時間計測精度はこれこれで、計測には足りない」
ということを示してもらえればまた考えますが。
ところで、アポロ計画が捏造されているなら、残っている仕様書も
捏造じゃないですか?
>次に干渉フィルタでレーザーの波長以外の光をカットします。
干渉フィルタ、で分かりませんかねぇ…
ファブリ・ペロー共振器を使ったフィルタで、透過中心波長は694.3nm、
波長幅(半値両側)は0.3nmです。
よろしければスパイラルドラゴンさんのバックグラウンドを
教えていただけませんか?理工系大卒で、技術者であるとかなんとか。
>私は、この干渉フィルターの周辺機器の、技術レベルと精度を、
>浜松ホトニクスの発展の歴史から類推し、アポロ計画肯定派の
>キモである、レーザー反射鏡の存在を疑っているのです。
PMTを作っているのは浜ホトだけじゃないですよ。
第2次大戦中にはすでに作られていました(感度は低かったですが)
話の拡散を防ぎたいので確認しますが、疑っているのは
検出器だけですか?
>今後光学機器類の情報を提供するつもりならば、仕様書の詳しい
>記述か、仕様書が掲載されているURLを示すべきです。
ご自分でNASAに問い合わせてみてはいかがですか。
>ちなみに反射板にレーザーを向けたときと、そうでないときの
>帰還パルスの計測データの違いは"High Speed Astronomical
>何が言いたいのですか?どうせ示すならば、マクドナルド天文台が
>(引用元のURL付きで)
マクドナルド天文台のデータなんですけどね。
リターンパルスが月面反射なのか、反射鏡(以下CCR)からの反射なのか
分からない、と書いてたので月面からは反射が来ない、ということの傍証
ですよ。それから全ての情報がネット上に落ちてると思わないでください。
>レーザー光線の発射スイッチと受光機器との間には、百万分の1秒の
>タイムラグさえも生じない回路設計が必須条件になります。
>(略)
>レーザ光線のスイッチを入れた時に、そのスイッチのON信号を
>レーザー光線を受光して分析する光学機器類に伝えるリレーが
わざわざリレーで伝達するような設計にはなっていません。
だいたい、そんなところにタイムラグがあるとしたら、
レーダーはどうやって電波の往復時間を計っているのでしょうか?
それよりは、レーザーの往復時間をns以下レベルで正確に測る技術の
方が難しいでしょう。もちろんこれだって可能なわけですが。
さて、以前書かれていた話ですが、
>ポイントは、凄まじく弱くなったフォトンを、当時の技術では、
>どうやっても反射鏡に当たったフォトンと、それ以外のフォトンとに
>分ける事などできないことだと思います。
>光電子倍増管等で捉えた数個のフォトンを、レーザー反射鏡に当たって
>帰ってきたものかどうかを、どのように判断したのでしょうか?
>ちなみに、ラマン分光の技術が現在のレベルに達したのは、
この点が問題なのですかね?
数Jのレーザーでは月面からの反射は非常に弱く、検出できないので
分ける必要などないのです。ラマン分光の技術など必要ありません。
本文>光波測距儀にも記述されていますが、反射プリズム(コーナー
本文>キューブ等)を利用した測距儀の有効範囲は5~6Kmが限界
大気による減衰が大きい地表で、5-6km以上離れても充分な反射光が
あるようなレーザーを発射するのは危ないと思いますよ。
先の方には人間がいるかもしれませんしね。
本文>国土地理院の「航空レーザ測量」には、「レーザ計測点の配置は
本文>ランダムであり、原則として任意の位置を計測することは
本文>できません。」と記述されています。
これはGPS/INSで位置と姿勢のはっきり分かった航空機から、
下へレーザーを打って、その位置をカメラで観測して位置を
出しているわけですが、回転ミラーでレーザーが飛んでいく先を
振り回しているのでレーザーを任意の位置(あそこに見える屋根の
赤い家、とか)に当てるような機材にはなっていない、というだけです。
by T2C (2008-02-24 08:19)
T2Cさんへ。
>ところで、アポロ計画が捏造されているなら、残っている仕様書も
捏造じゃないですか?
捏造されたものだと思っているからこそ、アポロ肯定派の連中に、マクドナルド天文台のレーザー反射鏡に関連して使われた光学機器の仕様書を出してみろと迫ってるのです。あなたが今までコメント欄に書き残した情報は、光学機器の断片情報にすぎません。
>よろしければスパイラルドラゴンさんのバックグラウンドを
教えていただけませんか?理工系大卒で、技術者であるとかなんとか。
電源機器の販売とメンテナンスを生業としています。日立電線、古河電工、横河電機、日置電機等に所属している技術者との交流があります。また、天体観測のセミプロの友人もいます。
>PMTを作っているのは浜ホトだけじゃないですよ。
第2次大戦中にはすでに作られていました(感度は低かったですが)
そのPMTの感度に問題があったからこそ、NASAは浜松ホトニクスのPMTを全面採用したのですよ。その採用時期は、アポロ計画が終了した後だと思いますが。
>ご自分でNASAに問い合わせてみてはいかがですか。
それは、肯定派の役目でしょうが。横着しないでください。
>わざわざリレーで伝達するような設計にはなっていません。
「なっていない」と断定できるのならば、その根拠となっている設計情報の詳細を知っているのですね。では、どのような設計だったのですか。具体的に図面情報を示してください。
>数Jのレーザーでは月面からの反射は非常に弱く、検出できないので
分ける必要などないのです。
ずいぶん強引な論理ですね。
月面には反射率が高い「月の石」もころがっています。月面からの反射光が弱いと断定する論理など、幼稚な頭脳の持ち主しか騙せませんよ。
月明かりが全くない夜空でも、地上には星明かりのフォトンが無数に降り注いでいるのですよ。
受光器を望遠鏡に接続し太陽反射が無い月面に焦点を絞っていても、望遠鏡の受光面(レンズ)は、星明かりのフォトンを拾っています。ただ、そのフォトンが弱いので可視光として視認できないだけで、PMTを通せば、数多くのフォトンを拾っていることが判明します。
その星明かりのフォトンと、反射率が高い「月の石」からのレーザー光の反射光フォトンと、月面のレーザー反射鏡に当たって帰ってくるフォトンとを分けられなければ、レーザー光線を使った「測距」など意味がないでしょ?
by スパイラルドラゴン (2008-02-24 13:20)
>光学機器の断片情報にすぎません。
では何を書けばいいでしょうか?どうも関係ない性能にこだわって
本質的な性能項目を無視しているように見えるのですが。
>>ご自分でNASAに問い合わせてみてはいかがですか。
>それは、肯定派の役目でしょうが。横着しないでください。
いえ、定説をひっくり返そうとする側の役目でしょう。
>わざわざリレーで伝達するような設計にはなっていません。
>具体的に図面情報を示してください。
ここまでの議論を見る限り、具体的な図面を示しても…と思いますね。
図面以前、システム設計段階の問題です。
アポロ計画の20年近く前に、真空管式コンピュータが存在したわけで、
真空管をコンピュータに使ったのはリレー式ではスイッチング速度が
遅いからでした。1930年代の真空管回路ですら数十MHzのパルスを
発生できたのです。
それに、わざわざリレー伝達するのは時間計測の誤差を増やしている
ようなもので、取るべき方法ではありません。設計センスがないと言える
でしょう。
>>数Jのレーザーでは月面からの反射は非常に弱く、検出できないので
>>分ける必要などないのです。
>ずいぶん強引な論理ですね。
>月面には反射率が高い「月の石」もころがっています。
>月面からの反射光が弱いと断定する論理など、幼稚な頭脳の
>持ち主しか騙せませんよ。
反射率が高い「月の石」、誰が見つけたんでしょうね。
月面の反射率が7%程度であることはアポロ計画以前から分かっている
のですが。(月面の輝度測定結果による 岩波 天文事典より)
月面の反射率が仮に100%だとしても、2008-02-23 08:05の
私の書きこみの14倍、140個程度のフォトンしか帰ってきません。
反射器からの4x10^4個と比較すると400倍近い差があります。
ちなみに月面で最も反射率が高いのはアリスタルコスクレーターの
中央丘近傍で18%です。(岩波 天文事典より)
>受光器を望遠鏡に接続し太陽反射が無い月面に焦点を絞っていても、
>望遠鏡の受光面(レンズ)は、星明かりのフォトンを拾っています。
>ただ、そのフォトンが弱いので可視光として視認できないだけで、
>PMTを通せば、数多くのフォトンを拾っていることが判明します。
普通は望遠鏡の受光面ではなくて開口と言いますが、確かに開口には
星明りのフォトンが降り注いでいますね。しかし、それは結像しません。
焦点面には届かず、望遠鏡の鏡筒の内面で吸収されています。
だいたい、望遠鏡に入った星明りが結像しているなら、望遠鏡を覗いた
ときに視野全面が月面に覆われているにもかかわらず星像が
見えてしまいますね。昼間に双眼鏡でも望遠鏡でものぞいてみると、
望遠鏡の開口には日光が当たっていますが、なぜ太陽は見えないの
でしょうね。
>その星明かりのフォトンと、反射率が高い「月の石」からのレーザー光
>の反射光フォトンと、月面のレーザー反射鏡に当たって帰ってくる
>フォトンとを分けられなければ、レーザー光線を使った「測距」など
>意味がないでしょ?
確かに分けられなければ意味はないですね。
でも分ける必要はありませんから。
計測や実験は適当に装置を組合せてやるものではありません。
その実験装置で有意なデータが得られるか、評価を行った上で
実施されるものです。もちろん、計測結果を処理した後は結果の誤差評価
も行います。充分意味のあるデータが得られる見込みがあったからこそ、
実験が行われたのです。
もう少し当時の技術について調べてから嘘と断定しても遅くないと
思いますよ。
by T2C (2008-02-24 14:01)
>T2Cさんへ。
あなたのコメントは、空虚なアポロ肯定論の繰り返しばかりですので、以後はあなたからのコメントは拒否します。
一応、今まであなたが残したコメントは、さらしものにする意味で保存しておきます。
by スパイラルドラゴン (2008-02-24 18:51)