崩しと捌きの技法
テーマ:ブログ芦原英幸先生の技術であるサバキは、芦原先生の
死後は、そのご子息や弟子により研究され変化して
きている。
以前このブログで紹介したようにいろいろな団体で
その成果をビデオやDVDで紹介している。
そのなかでも、円誠塾では、芦原先生から学んだ
技術とそれ以降に変化した技術を区別して指導し
ているのは、おもしろい傾向だと思う。
現在、円誠塾から出ている「崩しと捌きの技法」は
それまでに円誠塾が出してきた一連の技術シリーズ
をまとめたものでもあり、たいへん見ごたえのある
内容となっている。
攻撃する捌きを標榜しているため、その練習は過激
との評判もあるが、まずガチンコができてこその捌き
というのが伊藤塾長の考えでもある。
現在、サバキ系の団体といわれるなかでは、一番多
くの技術DVDを作成し、その技術を惜しげもなく公開
している円誠塾であるが、芦原先生から学んだという
「伝統サバキ」から創意工夫を加えた円誠塾の攻撃
を主体としたサバキ技術は、多くのサバキ系団体から
も注目を集め、今後に注目したいところである。
ちまたでは、今年はいくつかの団体からサバキに関す
るDVDが発売されると聞いている。サバキを研究して
いるものにとっては大いに参考になるのではないだろう
か。芦原先生のサバキ技術は、芦原先生の天才性が
あってはじめて成り立つものでもあるが、それを分析
することで、すこしでもその天才の領域に近づくことが
できるかもしれない。
芦原先生の技術書でいえば、3冊目の「誰にでもできる
空手」があれば、十分である。1冊目、2冊目の内容は
ほとんど3冊目の本に含まれている。
特に、2冊目の本は、芦原先生に実際に指導を受けた
人にはまだわかりやすいだろうが、一般の人には型の
本としてしか理解できないだろう。
あと、実売数が少なくて、最近ではほとんど見ることが
なくなった本で、正道会館の石井和義館長が書いた
技術書「実戦!正道カラテ」(スポーツライフ社刊)という
のがあったが、この本は石井氏が、極真会館芦原道場
を退館したあとに書かれた本で、その技術の9割は
芦原先生から学んだサバキ技術であった。したがって
現在芦原先生のサバキを研究している人々にとっては
貴重な資料である。ただ、現在は所有している人がなか
なか手放さないので、古書市場にもなかなか出てこない。
また出てきても値段が高いのが難点であるが、内容的
には、中間距離におけるサバキの基本はほぼ網羅され
ているので、見つけたらぜひ「買い」の技術書だろう。
http://www13.plala.or.jp/goshindo-ensei/frame.html