県内でインフルエンザの流行が拡大している。5‐11日の週間発生件数は前週の約4倍に急増。その後も増え続けており、学年・学級閉鎖は計13校となった。県は手洗いの徹底など予防策を呼び掛けている。
県医療政策課が県内の医療機関70カ所で行っている定点調査によると、12月29日‐1月4日のインフルエンザ発生報告件数は223件だったが、5‐11日は847件に拡大。1カ所当たりの報告数も3・19から12・28に急増し、国立感染症研究所が注意報基準とする10・0を上回った。
同課は以後の発生件数はさらに増えているとみており、予防策として(1)人込みを避けマスクを着用(2)部屋を乾燥させない(3)外出後はうがいと手洗い‐などを挙げている。
また、同課は21日、インフルエンザとみられる集団風邪で、同日から23日にかけ、5校で学年・学級閉鎖されると発表。学年閉鎖は五島市立崎山中1年▽西海市立西海南小5年▽南島原市立小林小4年。学級閉鎖は諫早市立西諫早中1年1クラス。五島市立富江小は5年が学年閉鎖、1年1クラスが学級閉鎖。
=2009/01/22付 西日本新聞朝刊=