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長崎大病院の贈収賄:「事態、重く受け止める」 事務局が緊急会見で謝罪 /長崎

 長崎大医学部・歯学部付属病院の職員が収賄容疑で県警に逮捕されたことを受け、同大事務局は21日、緊急会見を開いた。宮崎秀夫同大総務部長らは「事態を重く受け止め、二度とこのようなことがないようにしたい」と謝罪した。

 近藤昭夫同大施設部長によると、逮捕された川久保末雄容疑者(60)は74年5月に採用され、長崎大施設部建築課に配属。大学が独立法人化された04年4月1日から付属病院総務課施設・設備班主査になった(同課は07年7月、病院調達管理課に名称変更)。

 川久保容疑者は採用後ずっと病院の施設内装・修繕工事の計画や発注先選定を担当。調達管理課は07年度だけでも419件の随意契約があるが、川久保容疑者の担当はその約3分の1に上るという。

 近藤部長は「(川久保容疑者は)1級建築士の資格を持っており、専門性の高い職員が他にいないため、任せる形になってしまった」と語った。

 一方、県警は21日夕、付属病院を家宅捜索。病院職員らが見守る中、捜査員らは次々と病院内に入っていった。【蒲原明佳、下原知広】

〔長崎版〕

毎日新聞 2009年1月22日 地方版

 
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