絵で見るSLP1.0対応BIOS改造講座(AMI編)
用意するもの
- MMTools(今回は Ver.2.22.1を使用)
- WinHEX(出来ればレジストしましょう).
- 現在使用しているMotherboardの物で、Versionも同一のBIOSファイル
1.SLPの方針を決める(今回はDELLで説明)
- SLP化したいメーカを決める。
- SLP化したいメーカーのSLP-String(文字列)と、TARGET ADDRESSを調べる。
参考Link - msfn.org
DELLの場合のSLP-String(文字列)とADDRESS一覧
(下記の一覧の見方と意味は "MultiSLPの考察" を参考にする事!!)
'f000','e076','0010','Dell System'
'f000','e840','0010','Dell Computer'
'f000','49a9','0010','Dell System'
'f000','e05e','0010','Dell System'
'f000','e838','0018','Dell Inc'
← 今回はこの範囲と文字列を使用
- WinHEXを起動し'ALT+F9'を押して'PhysicalMemory'を選択し'OK'ボタンを押す

- 'ALT+G'を押して1-2で調べたTARGETとなるADDRESSを入力する。
埋め込みたいターゲットのアドレスをダイレクトに検索するのではなく、余裕をもって検索する!!

- TARGETとなるAREAに空きがあるのを確認する。
後で必要となるのでTARGET前の文字列をメモしておく(赤の下線の部分は重要!!)
WinHEXでの作業は一旦終了。WinHEXは閉じない事!!

2.BIOSの編集
- MMToolを起動し、'Power MMtool'ボタンを押し、'Load ROM'で編集したいBIOSファイルを読み込む。

- 'Extract'タブを選択、'Module file'へ1B、'Module ID:'へ1Bと入力、'In uncompressed form'にチェックが入っているのを確認し'Extract'ボタンを押して1Bモジュルを書き出す。
MMToolでの作業は一旦終了。MMToolは閉じない事!!

- WinHEXへ戻り2-2で書き出した1Bモジュールを読み込む。

- 'Search'→'Find HEX Values'と進み1-5で確認した文字列を検索する。
(赤の下線の3Byteの文字列)

- SLP-String(文字列)を1-5で確認した文字列を元にTARGETへ埋め込み、1Bモジュールを上書き保存をする。
WinHEXでの作業終了。

- MMToolへ戻り'Replace'タブを選択、'Module file'へ1B、'Module ID:'へ1Bと入力、'In uncompressed form'にチェックが入っているのを確認し'Replace'ボタンを押して1Bモジュルを読み込む。
'In uncompressed form'のチェックは MMTool V3.12を使用時

- 'Save ROM'ボタンを押し上書き保存をする。
MMToolでの作業終了。

3.BIOS Flash
編集したBIOSファイルをDOS起動のFD等を利用してUpdateする。
4.確認
WinHEXを起動し1-3~1-5の要領で、TARGETへSLP-String(文字列)が書き込まれているのを確認する。