県は21日、五所川原、上十三地方に今冬初めてのインフルエンザ注意報を発令した。県環境保健センターが上十三の患者を調べたところ、ウイルスはAソ連型で治療薬・タミフルへの耐性が確認された。
今後、患者が増えるシーズンに入ることから県は、熱やだるさなどの症状が出た場合は早めに医療機関で受診することや、予防のため手洗いやうがい、体調管理を徹底するよう呼び掛けている。
五所川原、上十三両保健所管内の病院が県に定期報告するインフルエンザ患者数は、12日から18日までの1週間で注意報レベル(1病院平均10人)を超えた。五所川原管内は10.29人、上十三は13.78人だった。同じ期間、弘前は5.40人、東青は9.77人。
県によると、上十三の患者16人中12人からインフルエンザウイルスを検出。いずれもタミフルへの耐性を備えていたが、別の治療薬は効果が期待できるという。