「両方悪かったら何残る」 体力テスト低迷で橋下知事大阪府の橋下徹知事は21日の記者会見で、全国学力テストに続き、全国体力テストでも大阪府の体力合計点が全国平均を下回り低迷したことに「普通は勉強ができなかったら体育はできるもの。両方悪かったら後、何が残るんだ」と述べ、小中学校が危機感を持って体力向上につながる取り組みをすべきだとの認識を示した。 また「実態をちゃんと見てもらうためにも、学校現場に奮起してもらうためにも市町村別のデータ公表は絶対必要だ」として、府教育委員会が市町村教委に自主公表を要請することを表明した。 橋下知事は冬の体育の授業にダウンジャケットを着て参加する子どもがいることを挙げ「冬でも半袖、半パンが原則。できない子どもにはフォローが必要だが、体力増強のためにはやり方がある」と持論を展開した。 過度の競争につながるとして文部科学省が市町村別結果を公表しないよう都道府県教委に通知していることには「文科省の感覚は狂っている」「文科省の役人は教員組合などからのクレームにおびえている」と批判した。
【共同通信】
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