2009年1月22日 12時30分更新
警察庁のキャリア職員が先月、成田空港での手荷物検査の際に、持ち込み容量が制限されている化粧水を機内に持ち込もうとして制止され、検査員にトレーをぶつけたとして暴行の疑いで、書類送検されました。
警察庁は、この職員を停職3か月の懲戒処分にしました。
書類送検されたのは、警察庁のキャリア職員で人事課課長補佐の増田貴行警視(36)です。
警察の調べによりますと、増田警視は先月24日、旅行でドイツに出国する際成田空港の第2ターミナルの手荷物検査場で、持ち込み制限容量を超えた化粧水を国際線の航空機に持ち込もうとして、女性の検査員に制止され検査用のトレーをほうり投げて体にぶつけたとして、暴行の疑いがもたれています。
警察の調べによりますと、この際、増田警視は「自分は警察庁の警察官だ」などと暴言をはいたということで、検査員にけがはありませんでした。
警察庁は「警察職員としてあるまじき行為だ」として、増田警視を22日付けで停職3か月の懲戒処分とし、増田警視は依願退職しました。
警察庁は「誠に遺憾な行為であり今後、職員への指導を徹底していきたい」と話しています。