岡山放送局

2009年1月21日 22時49分更新

渋川海岸で松食い虫駆除

景勝地として知られる玉野市の「渋川海岸」で、松をからす松食い虫を駆除する作業が行われました。

玉野市の「渋川海岸」は瀬戸内海国立公園のなかにあり、美しい砂浜を認定する「日本の白砂青松100選」に選ばれるなど、岡山県を代表する景勝地として知られています。

渋川海岸にはおよそ200本の松が植えられていますが、21日はこのうちおよそ60本について、松食い虫を駆除する作業が行われました。

玉野市の委託を受けた業者3人が作業にあたり、松の幹の根本付近に電動ドリルで5センチほどの穴をあけた後、プラスチックの瓶を差し込んで松食い虫を駆除するための予防薬を注入していきました。

玉野市では20年ほど前に「渋川海岸」で松が枯れる被害が出たことを受けて、毎年この時期に松食い虫の駆除作業を行っていて、作業を行うようになってからは松が枯れる被害は出ていないということです。