2009年1月21日 22時49分更新
全国の小学5年生と中学2年生を対象に行われた「全国体力テスト」の結果が発表され、岡山県の子どもたちは跳ぶ力や投げる力などの合計点が全国平均を上回ったことがわかりました。
「全国体力テスト」は全国の小学5年生と中学2年生を対象に、1学期中にソフトボール投げなど8種目の実技のテストを行ったり、生活習慣を調べたりするもので、今年度から始まりました。
このうち、全種目の実技のテストを点数化して合計した結果は、47都道府県中、小学校の男子は8位、女子は6位で握力以外の種目で全国平均を上回りました。
また、中学校の男子は18位、女子は19位で、持久走などの種目で全国平均より低くなっています。
一方、生活習慣の調査の結果は、小学校で学校の休み時間などに運動する子どもの割合が全国平均より多かったほか、男子では1日8時間以上睡眠をとる子どもの割合が58.9%と全国平均を上回りました。
一方、中学校では1日に2時間以上運動している子どもの割合が男女とも全国平均を下回ったことが分かりました。
また、県内ではテストに参加した学校が少なかったことも課題で、全国平均では70%以上が参加していますが、県内は18%にとどまり、これは2学期にテストを行い、参加が間に合わなかった学校が多いためだということです。
県教育庁保健体育課の藤井健平課長は「得られたデータを詳しく分析して今後の取り組みに生かしたい」と話しています。