台湾総統府に中国スパイか 地検が家宅捜索、職員逮捕【台北15日共同】台北地検は15日、台湾総統府の内部情報を中国側に漏らし、金銭などの見返りを受け取っていたとして、国家安全法違反の容疑などで、総統府職員ら2人を逮捕した。14日には総統府を家宅捜索した。総統府が当局の捜索を受けたのは初めてで、台湾社会で衝撃が広がっている。 総統府や報道によると、逮捕されたのは総統府参事室の王仁炳専門委員と、国民党所属の立法委員(国会議員)助手。王委員は昨年4月まで総統府副秘書長の事務所で勤務しており、昨年3月の総統選後に行われた政権交代に伴う引き継ぎ資料や、馬英九総統の就任式の情報などを助手経由で、中国の国家安全省関係者に渡していた疑い。 漏えい資料には陳水扁前政権の内部資料や馬総統の就任演説などが含まれていたとされるほか、「最高機密」指定の文書もあったとみられ、当局が捜査を進めている。
【共同通信】
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