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科学・環境

クローン牛と豚は安全と報告 食品安全委部会、流通容認の公算

01/19 21:19

 内閣府食品安全委員会の専門家作業部会(座長・早川尭夫近畿大薬学総合研究所長)は19日、体細胞クローン技術でつくられた牛と豚について「食品として、通常の牛や豚と同等に安全」だとする報告書をまとめた。
 上部の調査会での検討を経て今後、食品安全委が結論を厚生労働省に答申する。それを基に同省が流通の可否を最終判断するが、専門家による今回の報告で、流通が容認される公算が大きくなった。
 ただクローン食品に対しては消費者の抵抗感も強く、流通をめぐっては論議も予想される。
 体細胞クローン牛や豚は、死産の率や出生直後に死ぬ率が高いため、食品としての安全性を疑問視する声があった。
 だが作業部会は、国内外の200を超す文献などを調査。牛については「約6カ月以降まで成長すれば、通常の牛と同様に健全に発育する」とし、豚についても安全性に問題はないと結論づけた。
 クローン牛や豚から通常の繁殖によって生まれた子孫についても安全だとしたほか、肉や乳の栄養成分なども、クローン、子孫ともに「通常の牛や豚と変わらない」とした。

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 2001年に三重県で生まれた松阪牛のクローン牛(三重県科学技術振興センター提供)



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