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広島からFA宣言した高橋建投手(39)が近日中に米大リーグ、カブスとの契約に合意する公算が12日、高まった。カブスは日本で66勝を挙げたベテラン左腕に対し、単年のメジャー契約を提示。現在、細部の条件面について最終的な詰めの作業を進めており、今後1週間以内に交渉がまとまる見込みだ。
高橋はこの日、自主トレーニングをしている広島県廿日市市の広島の大野練習場で、「どこかの球団と交渉中とは、(代理人から)聞いています。僕は待っている状態としか言えない。練習して、野球ができる体をつくるだけ」と期待しつつ、調整に集中した。
11日に代理人と連絡を取ったそうで、交渉内容については「分からない」という。すでに希望は伝えており、最終局面に入るまで交渉を代理人に任せている。移籍先が決まっていない状況を「心配して待っているのは確か。今月いっぱいかかってもしょうがないと思っている。早く(決めてほしい)、とはお願いしている」と説明したが、ゴールは近い。
高橋には複数のメジャー球団が関心を示していたが、昨年、中日から福留を獲得して日本人選手の受け入れ態勢が整っていることなどが、決め手となったようだ。
カブスは昨年、ナ・リーグ最高勝率で中地区を制したが、地区シリーズでドジャースに3連敗した。2月のアリゾナ州メサでのキャンプで高橋の適性を見るが、昨年の11勝を含め、5年連続で10勝以上したマーキーがロッキーズへ移籍したことで、先発ローテーション入りを期待している。
(2009年1月13日06時03分 スポーツ報知)