会場を盛り上げるピエロ。サーカス界では「クラウン」と呼ばれる
ひょこひょことピエロが現れた。ダボダボの衣装にトレードマークの派手なメークと真っ赤な着け鼻で、とぼけたしぐさをしたり、ずっこけたり。ドッと場内を沸かせると、すぐに舞台裏へ去っていく。笑いのつぼを心得たエンターテイナーだ。
ピエロは二人。こん棒を投げ合うジャグリングをしたり、食器が落ちない早さでテーブルクロスを引っ張ったり、ズボンが脱げたりと、てんてこ舞い。
客席にも現れ、そばにいる観客を巻き込んだ。輪投げをするよう仕向け、とても届かないような遠い場所に投げるよう、無理な要求を押しつけた。戸惑いながらも挑戦したが、あえなく失敗。その観客にイエローカードを提示し、またしても笑いを誘った。
場内を盛り上げようと、あの手この手のパフォーマンスを繰り出す。ケリー・バン・クリーブ(47)=米国出身=は、木下大サーカスで十年ほどピエロを務めている女性。「お客さんの笑った顔を毎日見られる仕事って、そうないわよ」
ショーの合間をつなぐ、サーカスになくてはならない存在。その日の興行が良い雰囲気で進むかどうかはピエロにかかっており、その役割はメーンイベンター級だ。メークの奥に、真剣なまなざしが見えた。
大分公演は2月15日から4月14日まで、大分市の大分スポーツ公園H駐車場特設会場で開催。入場料(自由席)は前売り大人2500円(当日2700円)、3歳―中学生1500円(同1700円)。障害者は当日料金の半額(障害者手帳などを提示)。別途料金で指定席もある。問い合わせは木下大サーカス大分公演事務局(2月10日まではTEL097・533・0045、同11日からはTEL097・551・0045)、大分合同新聞社事業部(TEL097・538・9647)。
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