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「韓国文学の国際化に向け視野を広げるべき」

全米図書賞審査委員長、クリストファー・メーリル氏が来韓

 米国の代表的な作家交流プログラムである「アイオワ大学国際創作プログラム(IWP=International Writing Program)」の代表を務めるクリストファー・メーリル氏(52)=写真=が、霊的体験を盛り込んだ紀行本『隠れた神を探して』の韓国語版(民音社刊)の出版に合わせ、今月19日に来韓した。同書はメーリル氏が、東方正教会で「聖なる山」と呼ばれるギリシャ北部のアトス山の修道院を訪れたときの経験や瞑想の記録を綴ったものだ。

 メーリル氏は「2000年からIWPの代表を務めており、IWPを通じて韓国の作家約20人とも付き合ってきた」と話し、韓国文学に対する関心を示した。IWPは米国務省が支援する作家交流プログラムで、1967年に創設されて以来、これまでに韓国を含む世界約120カ国の作家約1000人が参加した。韓国の作家では、小説家のクォン・ジエ、金英夏(キム・ヨンハ)、チョ・ギョンラン、詩人のチョン・ヒョンジョン、ムン・ジョンヒ、羅喜徳(ナ・ヒドク)などが参加している。

 メーリル氏はまた、全米図書賞(National Book Awards)の審査委員長、国務省参加の文化外交委員会の委員などを務め、米国の文学界に相当な影響力を持っている。

金泰勲(キム・テフン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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