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【東京】

若者の声 政治家にぶつけよう 都内の学生ら企画 討論の様子ネット配信へ

2009年1月21日

前原氏と議論する学生たち=港区で

写真

 都内の学生団体RINGが政治家と「若者と政治」をテーマに討論し、その様子をネット上で配信することを計画している。第一弾として、二十日、明治学院大(港区)で、民主党前代表の前原誠司氏と討論した。収録した動画は二月下旬に開設するサイトに掲載する。総選挙前に若者が政治に関心をもつよう、今後も党派に関係なく国会議員や地方自治体の首長らを毎月二人招いて討論し、ネット上で配信する。

 政治学科に在席しながら政治を遠くに感じていた代表の明治学院大三年、西野偉彦さん(24)が若者と政治をつなぐ新しい手段として提案した。これに賛同した都内五大学の有志九人が昨年十一月にRINGをつくった。

 第一弾は、学生にも知られている若手の前原氏。学生四人が、川上和久・明治学院大副学長をコーディネーターに、「政治は永田町や国会でのみ行われているように感じる」「不満はあるけど、あきらめている」と率直な思いを伝えた。

 ライバルはオバマ氏という前原氏は「皆が行動しないと何も変わらない。自分の国に誇りを持てるよう、私も政治家として頑張るので、みんなも頑張って」と呼び掛けた。

 国際基督教大四年、石井重成さん(22)は「学生の意見を政治に反映させる機会にもしたい」と期待する。西野代表は「自分の意見を直接ぶつければ、政治家を身近に感じられるはず。政治家と討論したい学生に加わってほしい」と話す。 (松村裕子)

 

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