2009年1月21日 12時38分更新
東京・八王子市の中学生の女子生徒5人が、たまたま見かけた中学生と小学生の女の子2人を、商業施設のトイレや小学校の裏に連れ込んで殴る蹴るの暴行を加えたとして、警視庁は2人を傷害の疑いで逮捕し、3人を補導しました。生徒らは「幸せそうな女の子を見ると腹が立った」と供述しているということです。
逮捕・補導されたのは、いずれも東京・八王子市の中学校に通う当時、12歳から15歳の女子生徒5人です。
警視庁の調べによりますと、このうち中学3年生の14歳の生徒は、他の生徒らとともに先月、東京・八王子市の商業施設で、13歳の中学生の少女をトイレに連れ込んで頭や腹を殴ったり蹴ったりして3週間のけがをさせたほか、去年11月には小学校の校庭で遊んでいた12歳の小学生の少女を体育館の裏に連れ込み、火のついたタバコを頭に押しつけるなどして、10日間のけがをさせたとして、傷害の疑いが持たれています。
警視庁によりますと、生徒らは、たまたま見かけた少女に「生意気だ」などと因縁を付け、ともに数十分にわたって暴行を加えていたということです。
警視庁の調べに対し、生徒のうち3人は「自分は母子家庭で不幸なのに、親に愛されていかにも幸せそうな女の子を見ると腹が立ったのでやった」と供述しているということです。