2009年1月20日 22時22分更新
ことしの春卒業する府内の高校生の就職内定率は76点7%で5年ぶりに悪化し、景気の後退が、府内の高校生の就職にも影響を与えていることが分かりました。
京都労働局によりますと、ことしの春、高校を卒業したあとに就職を希望している京都府内の高校生は、去年11月末の時点で▼男子が1170人、▼女子が908人の合わせて2078人でした。
このうち、就職が内定したのは、▼男子が919人、▼女子が674人で、内定率は、男女合わせて76点7%と、前の年の同じ時期を3点5ポイント下回りました。府内の高校生の就職状況は、平成15年以来改善していましたが、ことしは5年ぶりに悪化に転じ、景気の後退が、府内の高校生の就職にも影響を与えていることが分かりました。
一方、今月5日現在、全国で186人の高校生が就職の内定を取り消されていますが、府内の高校生では、取り消しを受けた生徒はいないということです。
京都労働局では、ハローワークの職員を学校に派遣したり、企業に求人を促したりして、就職先の決まっていない生徒を支援することにしています。