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中国マフィア「振り込め」と接点 資金源確保狙い? 警視庁など捜査 (1/2ページ)

2009.1.21 01:21

 宮城県警に逮捕された東京都内の振り込め詐欺グループの男が、都内の中国人マフィアと密接につながっていることが20日、警視庁と県警の調べで分かった。男は、マフィアのトップが実質的に経営する会社の社長を務めているほか、マフィアが関与した疑いのある恐喝事件の関係先として自宅を警視庁に家宅捜索されていた。警視庁などはマフィアが安定した資金源を獲得するため、振り込め詐欺に進出した疑いがあるとみている。中国人マフィアと振り込め詐欺グループの接点が判明するのは初めて。

 振り込め詐欺グループの男は墨田区東向島、会社社長、阪倉和行容疑者(32)=電子計算機使用詐欺容疑で再逮捕=で、口座や携帯電話を用意する「道具屋」だったとされる。

 阪倉容疑者は同区の自営業者(30)らと共謀、昨年6月、社会保険庁職員を装い、目黒区の無職の男性(81)ら7人に「医療費の還付金がある」などと電話で持ちかけ、現金自動預払機(ATM)を操作させて預金計約500万円をだまし取ったとして、昨年11月と今年1月に宮城県警に逮捕された。

 警視庁組織犯罪対策2課などによると、阪倉容疑者は平成19年11月に設立された東京・池袋の貿易会社社長を務めているが、同社を実質的に経営しているのは同社役員に就任した中国残留孤児2世の男(35)で、池袋に拠点を置く中国人マフィア「金山(キンザン)グループ」のトップを務めている。

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