旧高遠藩主の保科正之(1611―72年)の大河ドラマ化を目指す上伊那8市町村議会でつくる「上伊那地区保科正之公NHK大河ドラマ化実現議員連盟」の駒ケ根支部(木下力男代表)が13日、集めた署名を「名君保科正之公の大河ドラマをつくる会」に提出した。つくる会は26日、これまでに集まった署名を添えて、NHKへ8度目のドラマ化要請に出向く。
同議員連盟は上伊那市町村の全議員114人で組織し、昨年12月13日に発足した。駒ケ根支部は議員15人が後援会を中心に署名活動を始め、約1カ月で2,606人分が集まった。署名は合わせて約313,000人になった。
木下代表は「高遠領だった中沢と東伊那で特に関心が高く、署名が集まった。今後駒ケ根全体で知名度を高めていきたい」と署名を提出。受け取った伊那市議会の中村威夫議長は「NHKへの要請前に大河ドラマ化実現に向けて弾みがついた」と喜んだ。
NHKへの訪問は村井仁知事をはじめ、つくる会の会長の小坂樫男伊那市長や前高遠町長の伊東義人副会長、「つくる会を応援する県議会の会」事務局長の向山公人県議らが参加する予定。訪問前にはつくる会正副会長会を開き、今後の活動方針を話し合う。
大河ドラマは次回作の2010年が坂本龍馬の「龍馬伝」に決まっている。つくる会は正之生誕400年に当たる11年のドラマ化を目指している。