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札幌時計台、入館者数が低迷

 北の都・札幌の象徴として親しまれ、国の重要文化財にもなっている札幌市時計台が厳しい運営を強いられている。昨年10月に創建130年を迎え、今も建物前はカメラを手にした多くの観光客でにぎわっているが、入館者数は低迷、運営費も削減されているためだ。

 白ペンキの壁に赤い屋根、しゃれた西洋風の外観の時計台は1878年10月、北海道大の前身、札幌農学校の演武場として建設され、3年後に時計塔が増設された。1906年に札幌市(当時札幌区)の所有となり、現在は市職員OBらでつくる市友会が委託を受けて管理、運営している。

 収入の柱は、時計台の歴史を紹介する館内の展示スペースの観覧料(大人200円)だが、2002年度に26万人を超えた入館者は減少傾向にあり、07年度は約20万人にとどまった。(13:01)

社会 | おくやみ