公判後、記者会見で無罪を訴える金子勇被告=19日午前、大阪市北区の大阪司法記者クラブ、宮崎園子撮影
インターネットで映像や音楽を交換するソフト「ウィニー」を開発し、著作権法違反幇助(ほうじょ)の罪に問われた元東京大大学院助手、金子勇被告(38)の控訴審第1回公判が19日、大阪高裁で開かれた。罰金150万円とした一審・京都地裁判決をめぐり、懲役1年を求刑した検察側は「刑が軽すぎる」として破棄を求め、被告・弁護側は一審同様に無罪か公訴棄却とするよう主張した。
閉廷後、金子被告は記者会見し、「高裁では技術の価値が十分理解され、無罪判決をいただけると信じている」と話した。
06年12月の一審判決を不服として、検察側・弁護側双方が控訴した。控訴審で検察側は「著作権侵害を企て、ウィニーを不特定多数に提供した。無許諾の音楽ファイルなどが流通し、重大な経済的損失も生じさせた」と主張。弁護側は「技術を提供しただけで、著作権侵害を助長したことも利益を得たこともない」と反論した。