帝人子会社の帝人ファイバー(大阪市)は20日、手袋製造のスワニー(東かがわ市)の米子会社と共同で再生ポリエステル繊維を使ったスキー用手袋を開発したと発表した。スワニー側が9月に北米や欧州で発売する。両社で回収・再生の仕組みも整える。
2009―10年のスキーシーズンに3000組を販売する計画。価格は未定という。まず1種を販売するが、10―11年には4種に拡充するという。いらなくなった手袋は購入者にスワニー側に送ってもらい、米社と帝人ファイバーが部分ごとに分担して再生するという。
帝人ファイバーは再生ポリエステルの販売に力を入れている。分子レベルまで分解した「ケミカルリサイクル」ポリエステル販売量は、08年度で7000トンの見込み。(20:16)