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大前議員、土地売買で不透明取引 「辞職」発言すぐ撤回
(01/20 10:07)


 兵庫県西宮市内の国有地売却をめぐり、元防衛政務官の大前繁雄衆院議員(66)=自民、兵庫7区=が理事長を務める学校法人「大前学園」が、一度落札しながら「高すぎた」として契約を辞退、大前議員が知人に再入札させ、当初の落札額より約7000万円安く手に入れていたことが20日分かった。

 大前議員は西宮市役所で記者会見し「いったん応札してから契約を辞退したのは道義的に問題があったかもしれない。議員辞職や出馬辞退を考える」としたが、その直後に「議員辞職は考えていない」と述べ、発言を撤回した。

 大前議員などによると、旧西宮社会保険事務所の約730平方メートル。最初の入札は2007年12月で、大前学園が2億2600万円で落札した。ところが、次点の入札額と約1億円離れていたことを知り、「額が高すぎて理事会に説明ができない」と契約を辞退した。

 大前学園は再入札に参加できないため、大前議員は知人が経営する兵庫県伊丹市の不動産会社に入札参加を依頼。最終的にこの会社が1億4400万円で落札し、1100万円上乗せした1億5500万円で大前議員と同学園に転売したという。

 大前議員は兵庫県議を経て03年に初当選し、現在2期目。大前学園は西宮市内で3年制の高等専修学校「甲英学院」などを運営している。

 

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