2009年1月20日 15時16分更新
先月から、女性が乱暴される事件が相次いでいた東京・江戸川区で、警戒中の女性警察官にカッターナイフを突きつけて脅したとして、高校2年の男子生徒が逮捕されていることが警視庁への取材でわかりました。警視庁は現場の遺留物のDNA鑑定などから女性が乱暴された事件にも関わった疑いが強いとみて近く再逮捕する方針です。逮捕されたのは東京・江戸川区の都立高校2年の17歳の男子生徒です。
警視庁の調べによりますと、この男子生徒は、今月6日の午後11時半ごろ東京・江戸川区の公園の前の路上で私服の女性警察官にカッターナイフを突きつけ、「死にたくなければ静かにしろ」と脅したとしてその場で暴行と脅迫の疑いで逮捕されました。
周辺では先月30日に、20歳の女性が同じような手口で脅され、公園のトイレに連れ込まれて乱暴されたほか、今月に入っても20代の女性が乱暴されそうになる事件が2件起きており、女性警察官は警戒にあたっていました。
警視庁によりますと、その後の調べで先月、女性が乱暴された現場の遺留物と生徒のDNAの型が一致したということで、警視庁は近く生徒を再逮捕する方針です。
生徒は、女性が乱暴された事件への関与は否認し、未遂事件については認めているということです。