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【社会】

いじめ「学校は真実明らかに」 自殺した中3女子の母親

2009年1月19日 20時05分

 さいたま市立中学3年の女子生徒=当時(14)=が携帯電話の自己紹介サイト(プロフ)の書き込みで中傷され、3カ月後の昨年10月に自殺した問題で、母親(42)が19日、自宅で取材に応じ「いじめは続いていたのではないか。学校は真実を明らかにしてほしい」と訴えた。

 同市教育委員会は書き込み以降のいじめは未確認としているが、母親によると、女子生徒は自殺直前にも「あのクラス、もう嫌だ」と話していた。遺書に日付はなく、いつ書いたのかは両親も把握していないという。

 両親は学校に対し、遺書を見つけた11月以降、娘の自殺を公表した上で無記名のアンケートなどでいじめの有無を調査するよう求め、近くの警察署にも相談に訪れた。

 しかし同校は自殺の事実を伏せたまま、クラス全員を対象に個別の聞き取りでいじめの有無を調査。19日朝の全校集会で初めて自殺の事実を伝えた。

 母親は「個別の聞き取りで本当のことは言えない。なぜこんなことになったのか、きちんと調査してほしい」と話す。

(共同)
 

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