「ローラ、ごめんね」雌ヘビ無許可飼育の社長を書類送検

　団地の一室で約１・３メートルの無毒ヘビ「コロンビア・レッドテール・ボア」を無許可で飼育していたとして、千葉西署は２０日、動物愛護法違反容疑でインターネット関連会社社長の男（４２）＝千葉市美浜区幸町＝を書類送検した。ヘビは放し飼いにしていたため１０月６日に逃げ出し、約１カ月後の今月５日、男の自宅と同じ５階に住む女性宅押し入れで見つかり捕獲、押収された。現在は千葉県内の認可業者が保護している。

　ヘビは雌で、男は「ローラ」と名付けており、同署で確認を求められた際、ヘビに「ごめんね」と話し掛けたという。

　調べでは、男は１０月６日までの約２年間、ネット販売で購入したこのヘビを都道府県知事の許可なく飼育した疑い。

　男は３人家族で、このヘビのほか認可の必要のないヘビ５匹、トカゲやヤモリ８匹の爬虫（はちゅう）類ばかりを飼育。１０月６日にヘビがいなくなっているのに気付き、周辺を捜索。見つからないため同月９日になって近くの交番に届けた。