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2009年01月16日(金) 22時25分56秒

虫けら

テーマ:独り言
こんばんは。鼻水がどうしても止まらない赤枝です。

こんな寒い夜は熱い独り言を…



人って、どんどん成長しますよね。当たり前だけど。今日はそんな話しを、、

日本って、年功序列みたいなところがあるから、学生時代は1つ学年が違うだけで神様と虫けらみたいな差があります。私は日本のそういうところが大好きで、これからもそんな日本であり続けてほしいと願っています。

部活でいえば、中学生の頃、私はテニス部に所属していました。1年生はお決まりの球拾いから始まり、、コートの線引き、、末端の仕事をさせられます。

それが3年にもなると、後輩をあごで使い、部活の中では最強気取り。。

高校に入ればラグビー部で、最強からまたまた、1年生に逆戻り、、ボール磨きやら、先輩の使いっ走り、しごき練習など、虫けらの扱いをされてしまいます。で、3年まで頑張ればまたまた最強伝説が待っています。後輩からは尊敬の眼差しで見られ、、いい気になって、また大学1年へと…

大学時代はヨット部でしたので1年生の時は食事当番で部員の食事を弁当も含め3食作り、飲み会では無理矢理飲まされ、あげくの果てには芸まで強要され、、、

ただただ、試合の時に先輩たちが活躍する姿を祈りながら1年生は頑張り、踏ん張るのです。

自分がキャプテンの時は大会で優勝したので部活という狭い集団の中では、やはり最強になりました。


こんな、虫けらと神様の関係を繰り返しながら精神面、肉体面が鍛えられたような気がします。


医者になってからもそうです。研修医時代は医者とは思えないような仕事ばかりの繰り返し。
朝早く病棟に行って、カルテに検査結果の用紙をのりで貼付けたり、検査オーダーをコンピューターに打ち込んだり、、


それが今では、一個人医院の主、いわば狭い集団の神様です。

今まで、神様と虫けらを繰り返して成長してきたのに、もう虫けらにはなれないのでしょうか?

そう、考えたらすごく怖くなりました。





先日、こんな警官に出会って叱りつけたことがありました。これがいいのか悪いのかは別として。

明らかに私より年下の警官が寄ってきて、

『きみ、自転車から降りて。これ、君の自転車か?なんで防犯登録しないんだよ!だめだろ。身分証明するもの見せなさい。』

私は言いました。

『おい、自転車の事はどうでもいい。あなた年いくつだ?オレは37だ。』

『29だけど、それが何か?』

『初対面の目上の人に向かって、タメ語で話すんじゃねえ。学生時代、先輩にそんな口のきき方をしたか?』


警官の人はギョッとしていました。自分が警官で少し偉くなったような気分(神様)になっているのでしょう。
まったくの勘違いです。


医者や看護師という職業にも同じ事が言えます。自分で身に付けた職に対してある程度の時間が経つと神様になってしまう事があるのです。


まあ、どの職業でもそうでしょうが、地位や名誉が上がると勘違い神様がどんどん増殖します。


とにかく、狭い世界で地位や名誉を獲得した時こそ、自分から虫けらになる勇気が必要だと思う訳です。


医者が患者様を診る、手術をする、お産を担当する、、、表舞台で仕事ができるその裏では、部屋の掃除をしてくれる人、食事を作ってくれる人、受付をしてくれる人、、陰で支えてくれる人がいるのです。


部活では虫けら時代の下働きから上級生(神様)へと登っていきましたが、赤枝医院は開院したその日から下働きなしに一気に上級生です。そして、赤枝医院が続く限り、ずっと神様のままです。


神様であり続け、さらに成長する方法は今はまだ見つかりませんが、自分がさらに進化するために虫けらになって、何か下働き的な事を実践できないものか、考えている今日この頃です、、、

























コメント

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■夏の楽しみが・・・

先生のブログ内容とは全く違うんですが、毎年楽しみにしていた鳥人間が中止、というニュースを知り、思わずコメントしてしまいました。

確か先生が過去に次回は自ら飛びたい!!と願っていたのに・・・
こんなところにまで不況の影響が出ているのですね

また景気が回復して企画が復活し、チーム赤枝が飛び立つ日を楽しみにするしかないのかな・・・

んー、残念。

■わかるっ

そうゆう警官おるおる。
センセーの例え、メッさよくわかりますね。確かに虫けらから神様を繰り返してきました。私も中学、高校と部活では部長をしたので神様になりました(爆)あん時はいい気になってましたょ(汗)アハハ。
最近の子は年功序列制度をあまり知らないですね。ウチなんかでは数字取ってるモノがエラィ!と思っている若者が多くて…軽く10コは違うって子にもタメ口で話されるしね。ナメられたモンですょ(爆)

■無題

鼻水・・・おかぜをひかれましたか?お大事に。
やっぱり、お医者さんが活躍するかげには他のスタッフさんの支えがあると思います。が、世間には自分が先生よりも立場が上であるかのように患者に振舞う人もいますね。
先日、電話で初診予約をした歯医者に行ったんですが、帰りに次回予約をする際の受付のおばちゃんの態度が。。。
「土曜にお願いします」「土曜はきついですね。金曜はどう?」
「子供がいるもので・・・(土曜なら主人に預けられる)」
「子供は小さいの?」「乳児です。一人になってしまうので」
するとおばちゃん、小さい声でもぞもぞと「そんなことは・・・(ない)」と。
「子供連れてこられないの?」
「いえ、一人になってしまいますので」
この時点で(え?連れてくる?あなたが子供をみるわけじゃないでしょう)という不信感が。
受付には受付の仕事があるし、当然子供をみてもらうつもりなんてありません。そこの受付は来た時には誰もいなくて、しばらくしたら人が来たんです。そんなところに子供を置いておくなんて・・・
まだおばちゃんは納得いってなさそうな顔をしたので、「だけど、ご迷惑になりますよね?」と言ったら。
「じゃ、いいですよ!再来週の土曜になりますけど」
突然怒りモードに入り、予約を取ってから「ありがとうございました」と言っても無視。
ちょっとひどすぎますよね。。。
まだ治療を開始する前だったので、そこの歯科には通わないことにしました。
先生は優しくていい方だったのに、残念。
治療中にずっと子供を抱いているわけにはいかないし、同じ部屋に置いておくにしたって、泣いたらすぐに世話ができない。
玄関口でベビーカーをとめないといけないし、治療室に入れるにしても乳児をどこに置いておくというんでしょう。
「子供を連れてこられないか」と言われたことをとがめたわけでもないのに。
お医者さんよりも態度の大きい方で引いてしまいました。確かに平日のほうが空いているし、そこに予約を入れたいのはわかるんですけどね。。。
理解のない人はしょうがない、子育てのことがよくわからない人なんだ、と思うようにしています。
世間の病院がみんな、赤枝医院さんのようなすばらしい病院のようになればいいのになぁと思います。

■頑張ってください。

先生のお気持ちは素晴らしいですね。
たしかに、一団体のトップはそこで安定してしまうと「神」になりがちですよね。
でも、「神」でいつづけるのも相当な努力が必要です。「虫けら」にはなかった重大な「責任」が重くのしかかってきますしね。
それも全て、受け止めた上で更なる向上を目指すのは、素晴らしいと思います。
差し出がましいとは思いますが外の清掃からはじめてみてはいかがでしょうか?
寒さ厳しい季節柄、身が引き締まり多少ストイックな気持ちになるとは思いますが、
まずは自分の敷地を、普段は人が入らないような所もゴミ袋やほうきを手に落ち葉等を集めてみてはいかがでしょうか?
 
http://panasonic.co.jp/founder/words/index.html

■素晴らしいお考えだと思いますが・・・。

初めまして。検診でいつもお世話になっております。私は運動部の経験がないので、その辺りの上下関係はよく分かりませんが、先生は研修医時代からもう十分な下積みをなされてきたと思いますし、その結果として今のお姿があるわけですから、それで良いのではないでしょうか。

人にはそれぞれ役割があると思いますし。
例えば、美しさを求められる女優さんが手荒れを防ぐために日常的な家事をしないとしても、誰も異を唱える人はいませんよね。
それと同じように、お医者さんの手は患者さんを診察するため(時には手術を行うため)に大切に守られるべきものだと思っていますので、それ以外のことには極力使っていただきたくないと思っています。
日々支えてくれる周囲の方々には感謝を忘れず、折にふれて言葉で伝えるー。それでも、という時は食事でも御馳走するー。それで良いのではないでしょうか。あくまで私個人の意見ですが・・・。

■分かります!その気持ち。

読んだ瞬間、「先生よく言ってくれました!」って思っちゃいました。本当にそうですね。私も中・高とバスケ部だったし、元々中学が上下関係の厳しい状態だったから、目を付けられれば呼び出され、卒業しても会えば挨拶は当たり前という環境に育ってきたので、いくら警察官とはいえ私でも絶対キレてましたね(笑)今の若い人たちにも、りっぱな肩書きのおっさんの人たちにもこのブログを見せてやりたいです!(笑)

■虫けらママ

削除なされて当然のことと思っております。
個人名を出したこと申し訳ありませんでした。
でも貴院で受けた待遇は虫けらのそれでした。
虫けらという言葉は今までの人生でまず接したことはございませんでした。
でも今日、お昼寝している娘の寝顔を見ながら、虫けらのママでごめんねと何度思ったことでしょう。
きっと私は亡くなるときまで虫けらな母親で申し訳なかったと主人と娘に詫びて生きていくことでしょう。

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