「政党助成金(交付金)を5割カットするくらいのことを言わないといけないんじゃないか。身を削るとはそういうことだ」。与謝野経済財政相は20日の閣議後の記者会見で、消費増税への理解を求めるための国会改革案として、こんな提案をした。
国会改革をめぐっては麻生首相が18日の自民党大会で、消費増税の前提として「私たちも国会の制度や在り方を見直さなければならないのではないか」と強調している。この日の会見で、具体策について問われた与謝野氏は、国会議員の歳費にも触れ、「3割でも5割でもカットするくらいの議員としての覇気を持たないといけない」。
政党交付金は国費から各政党に支払われ、08年の交付総額は約320億円。衆参国会議員の歳費は年間総額約158億円。