福岡県柳川市の田中雅美議長(61)が昨年12月31日に自宅で開いた忘年会で知人をビール瓶で殴ってけがをさせたとされる問題で、田中議長は19日、朝日新聞の取材に対し、この忘年会には指定暴力団系の組長も参加していたと説明した。田中議長は「(組長とは)子どものころからの付き合い。帰れとも言えなかった」と話している。
田中議長は取材に、「(組長に)出席するよう声かけはしていないし、暴力団との親交もない。普段付き合いはないが、古くからの知り合い。(年末年始など)節目のあいさつに来るなとも言い難い」と語った。
田中議長は15日に記者会見を開き、知人を殴ったことなどについて「議長としてあるまじき行為」として議長の辞職願を14日に提出したと公表した。月内にも開催される同議会の臨時会で辞職が許可される見通しだが、議員は続ける意向という。